オキムです!
最近取り組んでいるルアー製作について、好き勝手リポートして行く企画です♬
製作の工程
調べたところによると、ルアー(今回はメタルジグ)をオール自作するとなると工程は大きく分けて三段階に分けられます。
① 型を作る
② 型に鉛を流し込む
(ルアーの原型を作る)
③ 塗装する
どこからどこまでやるかで難易度もかかる費用も大きく変わってきますが。
一番できたら嬉しいと思う③塗装が一番スキルが必要で、道具や設備、費用も掛かるように思います(笑)
そうは言っても市販品のクオリティまで要求するか、パッと見は汚くても釣れればいいや♬ってレベルで納得できるかでまた違ってきます。
ルアーって使ってるとすぐに塗装が剥がれて見た目が悪くなりますよね。
見た目が悪くなると釣れない原因は色じゃないかと思うし。
新品でもあまり釣れないと原因は色なんじゃないかと思ったりして。
ルアーってとにかくお高い。
上手く塗り直し出来ればまた普通に使えて経費削減!
オリジナルカラーのルアーを作ってみたり…釣りの面白さもグッと拡大するように思います。
型を作る
塗装だけでもできれば…みたいな事を言っておきながら型作りから紹介します♬
製作の流れを簡単に紹介すると、
【型作りの流れ】
・粘土にマスターブランクを埋める
・ブロックで囲う
・鋳込み口と空気溝を作る
・シリコンを流し込む
(硬化)
・粘土を綺麗に取り除く
・鋳込み口と空気溝を作る
・離型剤を塗る
・シリコンを流し込む
(硬化)
・型を分離
・余計なものを取り除き綺麗に掃除する
(鋳込み口や空気溝などを後加工する場合は加工)
【完成!】
型を作るためにはまず型を取るための原型が必要になります。
(原型:マスターブランクって言うらしいですよ。格好イイ!)
当初バルサという柔らかい木を削って原型を作ってたんですが、失敗しそうだったんで今回は市販品からの型取りに切り替えました(笑)
何が不安かと言うと…。
木だから浮くんです(笑)
稀にシリコンを流し込んだら粘土から外れて浮いてきたって話もあったんで。
型取りに必要な耐熱シリコンがまたお高い。
今回使ったのは定番のワッカーシリコンM4470ってヤツですが、1キロで4千円前後。
大体型を一つ作るのに600g位使います。2400円。
失敗したら再利用はできないので…。
とにかく最初は不格好でも形らしいものを作って製造の流れを掴みたい所です。
マスターブランク
こうした理由から今回はマスターブランクに塗装の傷んだ市販のルアーを使うことにしました。
まだまだ使えそうな気もしますが、余計なパーツを外して"アセトン"って溶剤に浸け込みます。
型取りではごく細かな凹凸や傷も再現されるそうなんで、できれば綺麗なマスターで型を取っておきたいです。
マスター選びは慎重に♬
アセトンはホームセンターや通販で簡単に手に入ります。
そこまで危険な溶剤じゃないですが、匂いがキツイので風通しの良い所で作業した方が良いでしょう。
調べてみると少量ながら体内でも生成される身近な物資でした(笑)
とは言え、プラスチック製品を溶かすので大事な衣類やプラスティック製品に溢さないよう注意が必要です!
ルアーによって差はありますが、早いものだと数秒で塗装が浮いてきます。
何もしなくてもベロっと塗装が捲れて…。
早いものだと数分でつるつるのピカピカに!
頑固なものだと一日経っても完全には塗装が剥がれません。
『このルアーは塗装が強いね!』
ってルアーはこんなヤツなんでしょう。
中途半端に塗装が残ると型に影響しそうなんで、後は水洗いしながら擦って綺麗にします。
一番下はこれ以上取れませんでした(汗)
あんまり擦ると傷になって、今度はこの傷が型に影響しそうです。
これでマスターブランクの準備はできました!
これから耐熱シリコンで型取りしていくわけですが、耐熱シリコン以外にも型取りの方法や材料は色々あるみたいです。
セメントだったり石膏だったり、中にはコーキング用のシリコンでやってる人も。
耐熱シリコンも今回使ったM4470より少し安価なものもありますが、その分耐久性が落ちるみたいです。
耐久性は主に流し込める回数と温度に関係します。
高熱の鉛を何度も流し込むとシリコンの表面が焼けただれて、当然できあがった製品も粗いものになります。
自作のルアーをテストしたい!とか、それほど沢山流し込む予定で無ければ割り切って安価なシリコンを使うというのも有りだと思います。
モルタルや石膏は安い分、出来上がった製品の仕上がりが粗いので手直しが大変です。
同形状のルアーを大量生産するのには向いてなさそうです。
ルアーを製作する上でとても参考になった動画があったので紹介します♬
以上。
今回は型取りに使うマスターブランクの準備をリポートしました!
次回はやっとシリコンを流して型を作っていきます。
では~