オキムです!
『ちょい投げ釣り』の【準備編】に続いて、釣りをする際のコツについて紹介していきます!
『ちょい投げ釣り』のメインターゲットと言えば"キス"かなと思ってますけど。
(地域によっては違うのかな…)
なので一部"キス"に偏った解説になっているところがあります。
他の魚種にも遠からず当てはまる内容ですので参考にして下さい。
仕掛け
【基本的な仕掛け】
【準備編】で紹介した通り基本的な仕掛けは下記のような感じです。
天秤から先の仕掛けは市販品を購入しても良いですし自作しても良いでしょう。
針や糸を結ぶという小さなハードルはありますが、自分で作れるようになれば応用もききますしフグや根掛かりで失った針を補充する事も可能です。
針や糸といった初期費用はかかるものの、市販の仕掛けを買うことを考えればすぐに元はとれます♪
オリジナリティを持つことで"釣った!"という満足感もより大きなものになるので、ゆくゆくは是非仕掛け作りをマスターして欲しいと思います♪
【仕掛けの長さについて】
仕掛けを選ぶ(作る)際、注目してほしいのは"仕掛けの長さ"について。
仕掛けの"構成パーツの長さ"は少なからず釣果や釣りし易さに影響します。
それぞれがどんな事に関係しているか簡単に説明しますので、仕掛け選び(作り)の際参考にしてみて下さい!
①仕掛け全体の長さ
②天秤から最初の針までの長さ
③エダスの長さ
④針と針の間隔
①仕掛け全体の長さ
針数が多ければ当然"仕掛け全体の長さ"は長くなります。
使用するロッドの長さによってはトラブルの原因になるので、見合った長さ、針数の仕掛けを選ぶようにします。
慣れないうちは市販品でも状況に応じで針数を減らしたり、少し切り詰めて短くすると扱いやすくなりますので少し手を加えてみると良いですね!
②天秤から最初の針までの長さ
仕掛けが海底に着底した時やさびいた時、オモリや天秤は少なからず魚にプレッシャーを与えるので針との間にある程度距離がある方が魚の食いは良くなります。
①を考慮しつつ気持ち長めからスタートして、仕掛け絡みや魚の食いを見ながら丁度良い長さを模索してみましょう。
(基準としては40~50cmくらいかな)
③エダスの長さ
エダスの長さも魚の食いに影響します。
長く取るほど魚の食い込みは良いですが絡み易くなります。
一般的には5~7cm位でしょうか。
④針と針の間隔
針と針の間隔は釣れている魚のサイズより長くとるようにします。
これはハリ掛かりした魚が暴れて他の針に絡むのを防止するためです。
間隔を短くとると仕掛けはコンパクトに収まりますが、型の良い魚が連発するケースではダブル、トリプルといったせっかくの機会を逃してしまいます。
大型が望めるシーズンには気持ち長めに取っておくと安心ですね。
【針数について】
お手軽な『ちょい投げ釣り 』では針数は3本くらいまでが扱い易いです。
根掛かりの頻度によって1~3本の針数を使い分けると良いでしょう。
根掛かりが多いポイントでは魚がヒットしても回収中に他の針が岩や海藻に掛かって取り逃がすことも多いです。
そんなときは2本もしくは1本針を選ぶ方が賢明です。
【針サイズと形状について】
釣果を大きく左右する要因の1つに"針選び"があります。
市販品では"投げ釣り"や"ボート釣り"、"キス釣り"と表示されたものを選ぶと間違いないと思いますが、釣れている魚のサイズによって丁度良い針サイズがありますので店員さんにアドバイス戴くと間違いないでしょう。
比較的小さな針でも大型の魚を釣り上げる事はできますが、思いのほかターゲットが小さかった場合全くハリ掛かりしない事もあるので、迷ったら小さめの針を選ぶ事をお勧めします。
(流線、投げキス、キス専用7~9号程度)
(少し大きめの10~11号を用意しておくと安心です)
針の形状には『飲まれにくい針』と『飲ませる針』の2種類があります。
(勿論その中間も)
針先が内に向いているものは一度飲まれても喉奥から滑り出て口元付近でハリ掛かりする造りになっています(左・中)。
針先が外へ向いているものは魚がエサを飲み込み走り出したとき、針先が立ち喉奥で掛かる造りになっています(右)。
アタリがあってもすっぽ抜けが多い時は掛かりの良い右のような形状の針を選ぶと良いでしょう。
逆にフグやベラ等のエサ取りが多い時、またキスでも食いが良く飲まれてばかりのときは針先が少し内を向いた針を選ぶと外す作業も楽になります。
【オモリの選び方】
軽いオモリで手前の浅場からチェックする!
使用するオモリは着底が確認できる範囲で最軽量のものを選ぶようにします。
これは着水音等ポイントへのプレッシャーを最小限に抑えるためです。
浅場をチェックし終えたらオモリを少しずつ重たいものに交換しながら沖のポイントを探ります。
魚は沖の深場からエサを探しに浅場へやってきて、危険を感じれば沖へ逃げてしまいます。
沖のポイントから探りはじめると、魚は沖へ沖へと移動し最終的に仕掛けが届くに魚が居ないという状況になります。
ロッドの耐荷重を超えて重たいオモリを使用すると破損に繋がるので注意して下さい。
オモリはロッドの許容負荷にも依りますが。
3、4、5、6号をそれぞれ5個前後準備しておくと都合が良いです。
もっと重たいオモリが必要な場合は2個組み合わせて使えばいいですしね。
3、4号の軽い方を多めに準備しておく方が無難です。
(組み合わせの自由度が高いため♪)
エサについて
【目立つエサで魚を寄せる!】
ちょい投げ釣りは"足"と"キャスト"を利用して広範囲に探る釣りです。
狙ったポイントに魚がいるかどうかをなるべく早めに判断し、ポイントを移るか否か決断する必要があります。
そのためにも始めはなるべく目立つ大きめ(太め)のエサを使い、周囲に散っている魚にエサの存在に早く気が付いて貰うようにします。
【虫エサを使う時のコツ!】
虫エサを使う場合、可哀想ですが頭と胴を少し切って針に刺すようにするとエサの汁が広がって魚を寄せる効果がより期待できます。
キャストを繰り返すうち、汁気が流れ切って皮だけになると集魚効果も薄れてきますので早め早めに交換するようにします。
大きめのエサには欠点もあります。
特にイソメの身は柔らかく短時間で針からズレてきますので、針先にダンゴ状になってきたら新しいものに交換するようにします。
ポイントを沖へ移すにつれて針からズレにくい細身のエサを使うと良いですね。
【エサの鮮度について 】
虫エサのような"活きエサ"を使う場合、エサの鮮度"活き"は釣果に大きく影響します。
生き物の命を頂いているという点も含め鮮度管理には十分気を配るようにして下さい。
【虫エサを保管する際の注意点】
・ 氷を直に当てない
・ 真水に浸けない
・ 使いかけのエサを戻さない
・ 直射日光に当てない
虫エサはクーラーボックスで保管するのが一般的ですが、冷やし過ぎると逆に弱ってしまうので注意してください。
氷とエサとの間にタオルや新聞束などを置いて庫内の冷気で冷やすと良いです。
夏から秋の気温の高い季節、気付かない間に氷が解けてエサが氷水に浸かってしまうことが良くあります。
氷水は勿論真水に浸かると死んでしまうので注意が必要です。
一度使ったエサや弱ったエサは新鮮なものと分けて保管するようにします。
別にエサ箱を準備して使う分だけ小出しするようにすると良いですね。
釣り方のコツ
前の項目で紹介した内容と重複する所もありますが 釣り方コツについて改めて紹介します。
【広範囲に探るべし!】
"ちょい投げ釣り"は投げ込んだ仕掛けを置いたままアタリを待つより、積極的にさびいて(仕掛けを巻きとって)魚の居場所を探す方が釣果の伸びる釣りです。
勿論その作業が魚の食い気を誘うことにも繋がります。
お目当ての魚が居ないと判断したらキャスト位置をずらす、ポイントを移動するなどしてなるべく早く魚の付き場所を見つける事が大事です。
【魚を散らさない】
釣果を伸ばすためにはせっかく見つけたポイントの魚を如何に散らさず釣っていくかという事がキモになります。
サビキ釣りのように撒き餌で寄せて釣る訳ではないので、仕掛けを振り込み釣りあげるたびに魚は警戒し散ってしまいます。
少ないキャスト数でより沢山の魚を釣り上げる工夫をすることが釣果を伸ばすコツです。
釣れた魚の保管方法
キスやカワハギなど砂泥からエサを拾う魚は内蔵の傷みがとても早いです。
釣れ始めるとついつい釣果優先で釣れた魚の処置が疎かになりがちですが、美味しく頂くために小まめにクーラーへ保管するよう心がけましょう!
クーラーボックスは2つ準備する!
" エサや釣り上げた魚用""食料用"とクーラーボックスは2つ準備することをお勧めします。
飲み物やお弁当を魚やエサと一緒に保管すると、どうしても衛生上汚く感じてしまいますしね。
いつもお使いのクーラーボックスとは別にホームセンター(勿論釣具店でも可)などで安価な発泡クーラーを1つ用意すると便利です。
釣り以外でも普段のお買い物で活用できますし。
危険な魚
『ちょい投げ釣り』は色んな魚種が釣れることも醍醐味の1つですが、中には鋭い棘や毒をもった魚も居ます。
釣れた魚がどういった魚か判別できない場合は周囲の人に確認してもらったり。
"メゴチバサミ"や厚手のタオルなどを使って十分注意して取り扱うようにしましょう。
有名なアブナイ魚達
・ オコゼ(毒)
・ ハオコゼ(毒)
・ エイ(毒)
・ アイゴ(毒)
・ ゴンズイ(毒)
・ シーバス(鋭いエラ)
他にも居るかもしれませんが、代表的なものはコレくらい。
シーバスは毒はありませんがうっかりするとエラですっぱり手を切るので注意して下さい。
沿岸部で身近に居る注意が必要な魚ってそんなに居ないみたいですね。
まとめ
今回は実際に「ちょい投げ釣り」をする際のコツに的を絞って記事をまとめてみました。
入門者から経験者、子供から高齢者まで幅広い層の釣り人に楽しんでいただける釣りなので是非挑戦してみて下さい。
一般的によく知られている内容をまとめた内容ですが少しでも役立てていただけると幸いです。
6月16日久々に島行ってきました!
貧果でしたが一応今年の初アオリゲットしたんで近いうち報告しますね~♪
ではまた!