オキムです!
アジの遠投カゴやサビキ釣りでよく使う冷凍のアミエビ。
大きなサイズを買うと余ってしまうかも、かと言ってその半分じゃ足らないかも…。
小さなことですが結構悩みませんか?
私は余ることを前提で大きめの冷凍エサを購入していますが、それには幾つか理由があって非常に都合が良いと感じていますので紹介していこうと思います。
冷凍エサは小さなサイズほど割高です
例えば一般的に釣具店で見かける最大サイズ1/4角が1000円だとするとその半分1/8角は600円、またその半分の1/16角は350円。
これは切断して包装する手間賃が上乗せされているからです。
お家の冷蔵庫の事情もありますが、可能であればなるべく大きめのサイズを買って、余りを持ち帰り再利用する方がお得です!
保冷効果
釣具店によっては土日・祝日など、来客が見込める日にはあらかじめ冷凍エサの解凍を準備してくれている所もあります。
(売り切れの場合はカチカチに凍ったものを買い、解けるのを待つより他ありません。)
購入の際はなるべく『完全に解けたもの』より、『半解凍~解け始めのもの』を選ぶようにしましょう!
完全に解けたものしか残ってない場合は、『解けたもの』と『凍ったもの』の二種類を選ぶようにします。
冷凍エサは解凍されてからの傷みが非常に早いので、凍った部分を残していた方が長く鮮度が保たれて魚の食いも良い傾向があります。
食べ物が新鮮な方が良いのは人も魚も同じ。
必要な時!必要な量だけ解けている状態が一番理想的です!
1日釣りを楽しんで、余ったエサが傷んでないと判断したら持ち帰り冷凍庫で保存してみましょう。
帰りは汁が出ないよう袋に移し、これ以上解けてしまわないようクーラーBOXへ。
気温が低い季節や近場の釣りであれば、バケツに入れたまま持ち帰り片付けても良いでしょう。
持ち帰ったアミエビはその量や冷凍庫の都合に応じて小分けし冷凍保存します。
保管エサがあると釣行時間を選ばない
冷凍庫で保管したアミエビは後の釣行前に解凍して使用することになりますが、短時間の釣りで少量で足る場合は釣具店に立ち寄る必要も無くなるかもしれません。
通常ならば私はこれに更に冷凍エサを買い足します。
家から持ち込んだ(半)解凍したエサを保冷する目的です。
買い足したエサが余れば、またこれを持ち帰り冷凍保存します。
このいったサイクルでエサを準備しています。
アジのサビキ釣りを2時間程度楽しむならこれ位のアミエビとパン粉が少々あれば十分でしょう♪
調理を終えた魚やエサの保管にはホームセンターで市販されているこの『ポリ袋』を利用していますが、魚のヒレによる穴あきに注意すれば汁がこぼれたりといったトラブルもありません。
厚みがなるべく厚く安価なのものを探すと良いでしょう!
オキアミの加工と保存
時間を問わず釣行したいと思えば、『マキエのアミエビ』に加えて『ツケエのオキアミ』も自宅で保管できた方が都合が良いですよね。
冷凍エサは水分を多く含むため冷凍・解凍を繰り返すと組織(繊維?)が壊れて身が柔らかくなってしまいます。
マキエに使うアミエビは多少形が崩れていても問題ありませんが、ツケエのオキアミは針に刺す際ボロボロ崩れて使い物になりません。
ちょっと手間ですが『魚の干し物を作る要領』で水分量を減らしてやれば長期保管でき、また身も締まって針に刺しやすくなるので、その方法を以下で紹介してみたいと思います。
釣りで余ったオキアミを加工➡保存という形で紹介したかったのですが、丁度長期保管していたオキアミのブロックがあったので今回はコレでやってみるとしましょう!
過去に一度解凍しているので、もう既に少し柔らかくなってますね(;^_^A
塩で締める
完全に解凍したオキアミをざるに移し余分な水分を切ります。
あらかた水分が切れたら、安い荒塩をたっぷりまぶし30分程置きます。
手荒にやると身がつぶれたり頭が取れてしまうので注意しましょう!
塩の粒が無くなれば水分が出ているので、また塩を足しまぶします。
これを2~3回繰り返して塩が残りあまり水分が出なくなったらこの工程は終了!
(今回は2回)
大したことじゃありませんが、下のボールが小さい方が出た水にオキアミが浸からずにすみます。
味付け
塩で締めるだけでも使い勝手は良くなりますが、更に調味液に漬けることで食いが良くなり解凍後の鮮度の持ちもよくなるようです。
味付けはお好みですが参考までに私のやっている方法を紹介します。
材料はみりん、砂糖、はちみつ
(みりんとはちみつだけでもOK!)
たまたま家にあったので本みりんを使いましたが、コスモスなんかに安い『みりん風調味料』が売ってるのでそれで十分だそうですよ。
『みりん』に『はちみつ』と『お砂糖』を適当に加え良く溶かしておきます。
別の容器でしっかり溶かしておくのがコツです!
それぞれをオキアミに入れてから混ぜようと思うと粘って上手く混ざりません。
塩で締めたオキアミに調味液を加え、30分~1時間ほど置いたところ。
オキアミから更に水分が出てきます。
勿体ないですがこの調味液は捨ててしまいます。
水気を切ったらもう一度調味液を調合し30分~1時間漬け込んだらこれで完成です!
加工が進むと白かったオキアミが赤味がかってきます。
身に少し透明感も出てきますね。
オキアミの水分と調味液が一部入れ替わった状態です。
しっかり調味液を切ったら市販のケースに小分けして冷凍保存。
余分な水気を切るのにキッチンペーパーを使っても良いですね。
フニャフニャだったオキアミがこんなにプリプリに♪
魚の『食い気アップ』にアミノ酸が効くというのは科学的に立証されてますので、最後に少し『味の素』を加えても良いですね。
あとは乾燥を防ぐためにジップロックに入れて冷凍庫で保存します。
さすがに今回は作り過ぎました。
あまり長く保管すると乾燥してきますから1ヶ月位を目途に使い切るのが良いでしょう。
オキアミは加工すると締まって小さくなるので、いつも使ってるサイズより大きなサイズで作るのが良いと思います。
今回はMサイズのオキアミを加工しましたが、中アジも視野に入れるとLサイズ位の方が良かったなと思いました。
まとめ
今回は冷凍エサ(アミエビ、オキアミ)の加工と保存方法を紹介してみました。
私も以前は余ったエサは海で捨ててましたが、再利用するようになって釣行がとても楽になりました。
自分の釣行時間に合わせてエサの解凍ができますからね。
もちろん釣行費用の削減にも繋がります。
『オキアミの味付け』は私が「こんなもんかな~」程度にやってることなので、皆さんなりに調味液の種類、調合量や時間など色々工夫して試してみてください。
一見面倒にも思えますがやってみると簡単ですし楽しいと思いますよ。
勿論アジだけでなくクロダイやメジナ、サヨリなどを狙うのにも使えます。
締めて味付けする要領は、他にもイカの切り身やキビナゴ等魚の切り身にも応用できそうですね。
前回の山陰釣行でも活躍しました。
鮮度に気をつけてクーラーから小出しに使えば、残りは持ち帰ってまた冷凍保存することができます。
保管前に水気を切って味の素や砂糖を足しておくと良いでしょう。