オキムです!
今夜もいつもの関門エリアへ(豆)アジング調査へ行って来ました。
2時間程度の釣りでしたが、ショート・バイトが数回あったのみで、小メバルすら釣れず(>_<)
魚は釣れませんでしたが、私なりに思う所があったので、ザックリ記事にしてみたいと思います。
勝手にアジング講座
ロッドの選び方
【今回のタックル】
ロッド : リップル・フィッシャー リアルクレセント 65JHSP
リール : 10ステラ 1000PGS
ライン : フロロ 1ポンド
ジグヘッド : 0.9g
ワーム : じゃこネイル
いつものUTR67に代わって、リアルクレセント65を使ってみました。
UTR67は比較的ソフトなソリッドティップ、リアルクレセントは標準的なチューブラーティップという仕様です。(最近流行のソフトチューブラー仕様ではない。)
釣果は最初から期待できないと思ってましたが、ロッドの性質の違いが確認できたので、簡単に説明したいと思います。
個人的な意見ですが、ロッド選びの参考にしてもらえると幸いです!
ソリッドティップ、チューブラーティップ、どちらも手元で感じとれる『コツッ!』というアタリに差は無いように思われます。
また、ソリッドでは僅かですがアタリを目で確認できますが、チューブラーではほぼ変化なしでした。
魚が小さい場合、または食いが渋い場合は、ワームを吸い込む力が小さい。
そのためティップの反発が大きいと、食い込む前にワームを放してしまうのだと考えられます。
ソリッドティップの利点
ソリッドティップの利点は食い込みが良い事です。
食い込みが良いというのは、魚がワームを咥えている時間が長いという事です。
それは張りのあるロッドに比べて、合わせが決まりやすい事を意味します。
魚の吸い込みアタリにティップが追従するので、ティップの曲がり具合でアタリを感知できる。
アタリを視覚的にとらえることができる以外にも、リグにかかる潮の負荷や着底の際のテンション抜け等もティップの変化から確認できることがあります。
ソリッドティップの欠点
キャロ等負荷の大きなリグで釣る場合は細かい操作がし難い。細かいトゥイッチなどのアクションがティップに吸収されて表現され難い。
当然ですが、明かりが少ない釣り場では視覚的に情報を収集することが難しくなります。
カーボンパイプとソリッドを接続する構造の為、結合部に大きな負荷がかかると破損しやすい。また接続部の補強のせいで、多少持ち重りがする。
チューブラーティップの利点
ソリッドティップのロッドは、カーボンパイプ(チューブラー)にソリッド素材のティップを継ぎ足す構造ですが、チューブラーティップのロッドはバットからティップまでが一体のパイプ構造になっていることが多い。
そのため振動の伝達が良く、これがチューブラーのロッドは感度が良いとされている所以です。
ソリッドティップと違い、接続部が少ない(もしくは無い)為、強度が高い。そして軽量になる傾向があります!
チューブラーティップの欠点
現在の技術では、細いチューブラー(カーボンパイプ)を製造するのには限界があるため、ソリッドに比べると太く、その為張りがあるティップになる。
近年しなやかで細いチューブラーというものが登場するようになりましたが、まだまだ開発途上なため、感度についても従来品と比較すると不確定な上、少し割高な製品になる傾向があります。
最近のアジングロッド
先の項目ではソリッドティップとチューブラーティップの一般的な特徴を紹介しました。
現在では技術開発が進んで、感度がよいソリッドティップ、しなやかで食い込みのよいチューブラーティップが出回り始めています。
まだまだ開発途上であるため、不確定な要素を含んだ素材ではありますが、次第に値段もこなれてきて、皆さんも実際に手に取って試せる機会があるかもしれませんね!
(チタンティップとやらも出回っているようです。どんな素材?)
選ぶアイテムにも依りますが、結局ソリッド・チューブラーどちらを選んでも大差はないようです(;^_^A
(でも私はまだまだ高弾性・カーボンソリッド派かなぁ …)
グリップデザインなど、手に取ってみて気に入ったものを選ぶのが一番ですね!
多すぎるラインナップ
メーカーは一本でも多くのアイテムを販売したい訳ですから、ソリッド・チューブラーという選択肢以外にも、シチュエーションを細かく分けて、同じデザインで調子の異なるロッドを複数リリースする傾向があります。
これが購入者を惑わせる一因になっています。
全国を釣り歩くようなアングラーは別として、だいたいは地域ごとに釣り場のシチュエーションってのは似たようなもんです。
わたしのHGである北九州、大分、山口エリアでも、言ってしまえば標準的なタックル一つで釣りは成立すると思います。
深場~浅場、潮の速~遅。
異なるシチュエーションをワンアイテムで戦うとなると、オールラウンダーなロッドでは多少中途半端感を感じながら釣りをすることになりますが、毎度2~3アイテムを持って釣り場を移動するストレスに比べれば全然マシです(;^_^A
結果、私のアジングロッドはシチュエーションに特化したものよりも、対応できるシチュエーション幅が広いことに的を絞って選んでいます。
(ハズして!?オーバースペックのロッドも所有してますが出番は少ないです。)
特にティクト押しという訳ではありませんが、比較的アイテム数が絞られていて、自分の釣り場にあうのはコレだ!というのが分かりやすい良心的なメーカーだと思います。
製品レビューがたくさん動画に上がってますのでイメージも掴みやすいですしね。
取り扱い店も多く、現物を手に取って確認できることも好印象です。
私がいま気になってるロッドはコレですね!
ティクトさんのUTR-68。現在所有の67の後継機になるようですが、機会があればお店で実機を触ってみたいと思います。
あと内容からして良さそうなのはコレね!
シマノのソアレ・エクスチューンの新型。
大手釣り具メーカーだし、サイクル事業部も手がけていることからカーボン素材の使い方は上手なんだろうけど…どうなんでしょ!?
結局の所こればかりは実際触ってみないとね…!
ロッドの長さについて
ロッド選びで迷うのが調子(硬さ)以外に長さではないですか?
これは完全に各々のフィールドによって、使い易い長さが異なるので一概にコレとは言えませんが…。
テトラ帯やゴロタ浜など、回避しなければならない障害物があるフィールドでは少し長めの7~8ft.が欲しいですね。
ロッドが長いと釣り味自体はスポイルされてしまうので、私はロングロッドを必要とするフィールドを釣り場に選びません。魚は小さくても構わないので、ショートロッドで楽しめるのんびりしたフィールドがお好みです!
最近は5ft.クラスの超ショートロッドが出回ってますが、ホント短いですね~(;^_^A
私はオールラウンダーなロッドしか選ばないので所有してませんが、港内の足場があまり高くない釣り場に限定すれば、面白い釣りができるかもしれませんね!
エギングロッドの売れ筋が当初より8.5フィート付近から変わらないように、やはりの使い易いアジングロッドの長さは6~7フィート位です。
ロッド・セクション
1ピースモデルにするか2ピースモデルにするかと言うお話です!
私に限って言えば、2ピースに決まりです!
当初は性能重視で1ピースロッドを選んで購入していましたが、なんといっても取り回しが悪い…。
持ち運びにしても使用後のメンテナンスにしても、取り扱いに大変神経を使います(>_<)
特に最近のモデルときたら、ティップ径も0.7ミリだの0.6ミリだの言って、一層繊細な造りになっています(>_<)
ウエダの高弾性アジングロッドで1ピースと2ピースを比較した際、確かに1ピースの方が軽量でバランスが良いので感度も良く感じますが、2ピースモデルとの差はごく僅かであるように思えます。
この点からも1ピースの高感度より、2ピースの携行性の方が私にとって遥かに有難いです!
そもそもどんなに高性能なロッドを所有していても、持ち出すのが億劫で使わなければ意味無いですから…。
次はアジングで役に立つビギナー向けの小技です!
経験者の皆様には、あくびがでるような内容でスミマセン…m(__)m
着底の確認方法
カーブフォールやリフト&フォールの釣り限定!?ですが、
明かりが遠い、もしくは月明りのみでティップから先のラインで、リグの着底が確認しづらいときは、手前のラインのたるみ具合でも着底が確認できるので試してみてください。
風や潮の影響が少ない時は、0.6gといった軽量なジグヘッドでも着底が確認できます。
リールから最初のガイドに向かって伸びる、このラインの張り具合を注意深く観察することで、リグの着底を確認することが可能です。
外灯の位置や光量によっては、ティップから海面まで伸びるラインが見えづらいこともあるので、機会があれば試してみてください!
釣り場のチェックの仕方
釣り場に着いて、どのようにポイントをチェックしていくかを、いつも行く釣り場を例に解説してみたいと思います!
( 釣り場に付いたらまず始めに、どこが狙い目で、なぜそこが狙い目なのか考えてみてください!)
今回のシチュエーションでの本命ポイントは、Ⓐ明るい外灯の下とⒷ少しだけ掘り下がった船道(ミオ筋)や潮目と仮定します。どちらもエサとなるエビや小魚が溜まりやすいからです。
始めからⒶやⒷといった最も魚が溜まっているであろうエリアを攻めると、広いエリアにプレッシャーが伝播して、すぐに食いが落ちてしまいます。
まずは群れの一番薄いと思しきエリアから順に魚を抜いていく(釣っていく)のが、アジや秋の小イカ釣りで数を伸ばすコツです!
ここではⒶとⒷの丁度中間点©付近からチェックして行きます!
アタリがない、もしくは数尾釣ってアタリが無くなったら、今度は少し本命寄りのエリアを狙うようにします。
このように魚の薄いと予想されるエリアから順番に探ってみて、最後に一番本命のⒶやⒷをチェックします。
ここで魚がでなくなったら、とうとう場所移動!という決断ですね。
よくワームのローテーションで釣果を伸ばすという話を聞きますが、私は実感した経験があまりありません。
白や夜光、チャート、オレンジ等の強い!?カラーのルアーで釣りをスタートすると、最初ポンポンと魚が出るけど後が続かない。
ここで色のトーンを落として数尾追加。更にクリアーや半透明のナチュラル系で釣りきって場所移動。
一般的にはこのようなイメージでしょうか…。
私はどんな釣り場もナチュラル系カラー主体で、2~3種類を気分次第でたま~に交換します。
(フグにかじられたからとか、根がかって仕掛けを交換する!とか、ワームがゆるゆるになって交換するとかそういったタイミングです(;^_^A )
但し波動系とストレート系のワームはよく使い訳けしますね。
例えば明かりの利く釣り場ではストレート系。
明かりの少ない釣り場ではアジリンガーのような波動系を投入することが多いです。
ラン&ガンの釣りでは、ポイントの状況を早々に見定める上で波動系のワームを投げることが多いです。
食いが渋い、絶対数が少ないと判断した場合はストレート系のワームに早々に交換します。
クリアー系(自然色)のワームは即効性には欠けるかもしれませんが、ポツリポツリと比較的長い時間釣れ続くのが利点です。
私が遊び場にしている関門エリアでのアジングは、釣り場の数もごく限られているため、1つの釣り場をどれだけ大事に探るかがキーになります!
結果このような釣りスタイルに落ち着いたということです。
万能な釣り方とは言い切れませんが…m(__)m
大きなサイズを一発狙う場合は、最初から一番ホットなエリアを攻めるのもありです!外からネチネチ小~中型を抜いている間に潮が終わったり、大型の活性が下がったりする可能性があるからです。その釣り場の質を見抜く為の情報収集や目を養う必要があります。
まとめ
今回は釣れてもないのに、威張ってアジング講座を開設してしまいました…m(__)m。
3~4回かな?以前の記事で関門エリアのアジングを紹介してますが、実際その倍は調査に行ってボーズ食らってます(;^_^A
同じエリアを調査し始めてもう十年以上になりますが、いまだにパターンというものが見えて来ないんですよね!
そもそも自然界の流れ(仕組み)をパターン化しようと試みること自体、愚かなことだとは思うのですが…。
予想通りいかないのが、釣りの面白みです。
近場のアジングはこれからも調査を続けていきますので、結果の程をお楽しみに!
中途半端になっている真夏の釣りのターゲットについても、引き続き紹介を続けていきますのでよろしくお願いいたします!
ではまた~!