オキムです!
今回は先日紹介した「わたしの釣りカレンダー」から、夏の釣り物に焦点を絞って、その楽しみ方を紹介していきたいと思います!
海の女王「キス」
まずはとりわけ大した説明は要らないと思いますが「キス」です!
暑い季節に更に暑いフィールドへ釣りに行くというアレです!
カレンダーによると5~6月、10~11月が最盛期ということですが…。
5~6月は産卵シーズンに差し掛かり大型が混じる可能性が高いのと、水温がそれ程高くないためエサ取りが少ないのが◎。もちろんポイントによっては大型が数釣れることも…。
10~11月は冬を越すための体力作りで、荒食いをする時期にあたります。
やはり同様に大型が良く釣れる時期になります!
タイミングを間違うと、私がよく紹介するようなピンギスが中心の釣りになることも…(>_<)
真夏のキス釣り
そうした中、7~9月・真夏のキス釣りはというと…、
型の良いキスも釣れますが、朝の涼しい時間帯が中心になります。
早朝4~8時までといったところでしょうか。
日が昇って気温が上がってくると、型の良いキスは深場へ移動してしまうため、100m…150m…といった遠投が必要になります。
私はというと、
4mクラスの遠投竿を持ってガチンコの投げ釣りも楽しいですが、 やはり朝の涼しい時間帯だけ、浅場でちょい投げの釣りを楽しんで帰ることが多いです。
麦わら帽子、ビーサン&短パン姿で膝下まで海に立ちこんで釣ります(*´▽`*)
ポイントにもよりますが、意外といけるのが夜の釣りです。
竿先に鈴やケミホタルをセットして椅子に腰かけてのんびりと…というスタイルも良いですが、フグ等のエサ取りが多い場合は、針やエサばかり取られて釣果に結びつかないことも…。
私は待つのが嫌いなので、夜でも昼間の釣り同様、投げてはサビくという探り釣りスタイル。
但し、アタリは昼間の三分の一程度です。
早朝に比べてサイズは少し落ちますが、ピンギス混じりで食べるには十分なキスが釣れます。
夜は蚊が多いので虫除けの準備は忘れずに!
根魚(カサゴ)
次に紹介したいのはロック(岩)!ですね。
夏の定番になりつつあるロックフィッシュ・ゲーム!
磯場や堤防の基礎等の起伏の粗いエリアを、ソフトワームやメタルジグで攻めるあれです!
私も一時期ハマッて、雑誌を読み漁っては色々やってみたんですが、ベラやフグ等の猛攻でワームがいくらあっても足らないのと、根掛かりによるルアーのロスト多発でリタイアしました(>_<)
現在の私のロックはというと…、エサですね(*´▽`*)
昔からある穴釣り仕掛けブラクリをご存知ですか?
その仲間でブラーというものがあるのですがコレ!凄くイイです!!
ブラー+魚の切り身エサ(イカ)をキャストして海底の根魚を狙います。
ブラクリでも構わないのですが、ブラーの方がフォール時にエサがひらひら舞うため、カサゴの目につきやすのでは?と思い、ブラーを好んで使ってます。
市販品そのままでなく針はなるべく細軸でゲイブ(フトコロ)の広いものに交換します。
見た所既製品は丸セイゴのようですが、メバル針あたりがおススメです!
これは根掛かり時の、仕掛けの回収率を上げる工夫です!
画像からはその違いが分かりづらいですが…。
細軸でフトコロの広い針を使用していれば、針が岩や藻にひっかかった場合、針の軸が伸びる・もしくは折れて仕掛けが回収できることが多いです!
仕掛けのロストはお財布に痛い(>_<)のは勿論ですが、リーダーを含めた仕掛けの作り直しにもなるため、時間と体力のロスにも繋がります。
炎天下の下、何度も仕掛けをセッティングし直すのはウンザリしますね(>_<)
結構大きなエサを使いますのでハリ掛かりの面でもフトコロは広い方が有利です!
タックル
参考までにタックルの一例を紹介します。
【ロッド】 エギングロッド
シーバスロッド 8~9ft.
【リール】 小型スピニングリール
【ライン】 PEライン 0.8~1.5号
【リーダー】フロロ 3~4号
【ブラー】6~8g
エサ
エサは魚の切り身です。
キビナゴやサヨリ、サンマなど光物がおススメですが、これらは身が柔らかいのでベラやフグが多い時はエサが持ちません。
別にイカのゲソや切り身を用意していくと良いですね!
( 最近高騰してるそうですが、スルメイカがおススメ!コウイカでも釣れますが食いが長続きしません。美味しいものは魚もちゃんとわかってるんですね(;^_^A )
エサとして個人的におススメなのは、現地で釣ったベラの切り身が一番な気がします。
( 現地でベラを調達するためには、虫エサなりオキアミなり、別にエサを用意していく必要があります…(;^_^A )
釣り方
底の起伏が荒いポイントが狙い目になりますので、リフト&フォールで攻めると良いでしょう。
アタリの出方
この釣りはアタリの出方がとても面白いです!
『コツコツ、コツコツ…』
エサが着底すると、まずフグやカワハギ等の小魚がやってきてエサをついばみます。
『ガツンガツン!』
ベラですね!ベラはエサを加えては引きちぎるように食べるので、比較的大きなアタリが出ます!(ここはじっと我慢)
『コツン! グイーッ!』
エサ取りの賑わいと拡散したエサの匂いに釣られて、本命は遅れてやってきます!
コツン!という小さなアタリの後、竿先を大きく持っていくアタリが出ますので、大きく合わせたら、後はひたすらゴリ巻きです!
隙あらば根に潜ろうとしますので、手前まで寄せても気は抜けません。
こんな感じかな~
カサゴ
稀に小型(20~30cm?)のキジハタやマハタも混じりますが、大抵ヒットするのは20cm前後のカサゴですね!(こちらの地域ではアラカブと呼びます!)
カサゴの旬は、産卵のため大型が浅場に入ってくる冬だそうですが…。
この時期は、拍子抜けするほど簡単に、驚くほど浅場で20~30cmクラスのカサゴがポロポロ釣れてしまうのですが、お腹には今にも生まれそうなほどパンパンに卵が詰まっています。
アラカブは卵を産むわけでなく、お腹の中で卵を孵して、その後稚魚を体外に放出するタイプの魚なんですね~。
更にこの手の魚(根魚)はアジや鯖等の回遊魚に比べて、とても成長の遅い魚です。
20cmに成長するのに3~5年ほどの期間が必要です。
一説によれば10年とも言われています。
メスはリリースするとしてオスを狙おう!と考えても、残念なことに釣れるのはメスばかりなんですよね~(>_<)
またリリースしても上手く泳げないのか、海へ放られたままプカ~ンと腹を返して浮かんでいる様を見ると非常に申し訳ないことをした気持ちでいっぱいになります…。
こういった理由から私は冬時期のカサゴ釣りはしなくなりました。
カサゴの生態はコチラの記事が詳しく書いてあります
夏時期でも乱獲すれば同じですが、エサ取りの件や釣り場の難易度から考えてもそれほど沢山は釣れません。
10匹も釣れればオンの字ではないでしょうか。
この釣りの魅力
この釣りの面白さは釣果云々よりも、海底でエサを取り巻く魚の構図が見えてくることですね!
エサ取りを寄せて、更にそのエサ取りが本命を呼び寄せる!
上手く本命がヒットした後も、根に潜られないよう回収するまでのあのハラハラ感!
小さなカサゴも大きなエサに食いついてきますので、余り小さいものはリリースしてあげて下さいネ!
エサ取りが多ければ多いほど効果を発揮する釣りですので、夏場にピッタリな釣りと言えます!
まとめ
今回は夏時期におススメな釣りのうち、「キス」と「根魚」を紹介してみました!
軽く紹介するつもりが「根魚」で長くなったので、続きはまた次回にしたいと思います。
まだまだ6月!色んなターゲットが狙える時期ですので、今こそ頑張って釣りに行きましょう!そのあとは…(;^_^A
ではまた!