オキムです!
皆さんは釣った魚、自分で調理してますか?
釣って帰ったあと、疲れたからって奥さんや親に丸投げしてませんか?…(;^_^A
今回は釣りをする上で、持ち帰った魚を自分で調理する重要性について書いてみようと思います。
料理までが釣り
私は魚の調理は、釣りの一部であると考えています。
釣った魚を自分で調理し、状態を確認することで、釣り場で感じたこと(曖昧なこと)以上に、大変多くの確実な情報を得ることができます!
そういった機会を放棄してしまっているのは、非常に勿体ないことですね。
釣った魚が教えてくれる
どういう事かと言いますと、
釣り場で得た情報の多くは仮定に過ぎません。例えば、
- 今日の魚は甲殻類じゃなく小魚をエサにしている。
- 水温が下がって魚が浮いて来ない。
- 産卵がそろそろ近いから荒食いしている。
- 下げ潮になったから食いが良くなった!
- ベイトが多すぎてルアーへの反応が悪い。
- etc.
よく耳にする内容ですよね。いずれも遭遇した状況を主観的に分析して、過去経験した釣りから該当しそうな回答をあてがったに過ぎません。
導き出した回答は正解かもしれませんし、的を外しているかもしれません。
こればかりは魚に聞いてみないと分かりませんね(;^_^A
魚を調理したからと言って、すべての疑問が解決する訳ではありませんが、注意深く観察してみると、意外と多くの情報が得られるものです。
先の仮定をより確信に近づけることが出来るかもしれませんし、誤りに気が付くかもしれません。
調理中に気が付く点について、幾つか例を挙げてみますと…、
- 胃の内容物はシラスのような小魚が沢山でてきた。
- 胃の内容物は大半がアミエビだった。
- 胃の中は空っぽだった。
- 大きな卵(白子)を持っていた。
- 釣れたのはメス(オス)ばかりだった!
- 良く脂がのっていた!
- 寄生虫が付いている
- 少し泥臭い
- etc.
観察力の優れた方なら、もっと色々な事に気付くかもしれません。
これらの情報は釣れた魚の生活環境や食べているもの、釣り時期の進行具合などを推測するのに役立ちます。
それもまた仮定にすぎませんが、事実に基づいた仮定である分だけ、より真実に近いのではないですか?
魚を美味しく食べる
魚を調理する際に得られた情報は、私たちにとって大きな経験値になりますが、魚を自分で調理してほしい理由はもう一つあります。
やはり釣りあげた魚は、責任もって美味しく食べてあげたいからです!
中には奥さんや親がプロ並みの調理をする!という羨ましい家庭も稀にあるようです!
こういった恵まれた環境の方々には、調理を通して情報を収集する!という目的を除けば、美味しく食べるという点に置いては、何も申し上げることはございませんm(__)m
かくいう私も昔から魚を調理していた訳ではありません。
自分で調理するようになったのは二十歳そこらです。
車の免許を取って少し行動範囲が広がると、少しだけ魚らしい魚を釣り上げることが出来るようになりました。
当時は関門周辺も魚が豊富でしたし、今日のように昼夜問わず若い釣り人を見かけるようなことも無かったです。
私みたいな若いのが、暇さえあれば釣りに来ているのも珍しかったのでしょう。中・高年の釣り名人たちが色々な技術を惜しげもなく教えてくれました。
今日でも私自身が見出した技術など一つもありません。彼らから教えてもらった釣りの上に胡坐をかいて、今の釣りを楽しんでいるようなものです。
話が逸れましたが…(;^_^A
それまでは手のひらサイズの木っ端グロやアジゴ、ハゼや小さなアイナメ、メバルなんかを釣って喜んでいた私でしたが、大きなキジハタやクロダイ、40クラスのグレ、アオリイカなんかを持ち帰る事もたまにありました!
家族も『お刺身やね~!!』と大変喜んでくれます。
持ち帰った魚を調理してくれるのはいつも母でしたが、母も魚料理は苦手だったらしく、いつも残念なお刺身に…。( 何を言いよるんかね~ (; ・`д・´)
食卓に出てきたお刺身に肩を落とす私…。
そういったことが続いて、『あ~じゃない…』、『こ~じゃない!』と料理に口をはさむようになると、『アレやったら、代わりにやってもらえんかね (-_-メ) 』
Σ(゚д゚lll)ガーン
…まぁ、そうなりますわな。
それ以来、試行錯誤しながら魚料理を覚えました。
まずは包丁!よく切れる包丁!
そしてスーパーの鮮魚コーナーの調理場を外からじ~っと観察したり、もちろん母や祖母からも教わりましたよ!
母や祖母は解体こそ苦手でしたが、味付けは上手でしたから(^_^)v
要はね…
美味しくなかったら、家族もあまり食べないわけで…。
釣って帰っても家族が喜ばないと、『釣るぞ~!!』というヤル気も半減です。
釣りから帰ったら、『お父さん!釣れた~!?』って、出迎えて欲しいじゃないですか!
( 私は独り身ですけどね…(;^_^A )
最悪の場合、『釣りに行くのは反対~!』となるケースも…(>_<)。
昔磯釣りツアーに参加したときの話ですが…、
みんなが大漁!クーラー満タン!なんて珍しい日がありました。
みんなホクホクの笑顔で帰りの船を待っていると、年配の釣り人が『わたしの魚だれか貰ってもらえませんか…?』と、みんなに声を掛けて回ってます…。
事情を聞いてみると、釣りは好きだけど家族が魚が嫌いなので持って帰らないで!と言われてるんだって…。
どうしてそんなことに…(;^_^A
ここまでの話だと料理はしなくちゃいけない!みたいな流れだけど、魚料理はとても楽しい作業です!
当然、季節や釣り場によって個体差があって、一通りの調理法じゃあ上手くいかないことも多いですけど…。
これからの時期はとりあえず魚を傷めないこと!スピードですね!
そのためには切れる包丁です!!(笑)
野外活動の好きなに方は、刃物好きが多いみたいですけど…(;^_^A
魚料理といったら『和包丁!』みたいに思うかもしれませんが、クロダイやスズキ、ブリなんかの骨の太い魚じゃなければ、普通の洋包丁で十分です。
和包丁は手入れを怠るとすぐに錆びてしまうので、最初はステンレスの洋包丁をお勧めします。
うちは母があまり大きな包丁を嫌がるので、牛刀じゃなく万能包丁!
一番上は堺一文字光秀 の三徳包丁で 165mm (16000円)
二番目は関孫六 4000ST 小三徳 145mm (3000円)
関孫六がおススメです!素人にはその違いが分かりません(>_<)
中アジや30センチ程度のクロの刺身までは二番目の正三徳一本で十分です!
刃渡200mm程度のものを勧めるサイトが多いですが、調理スペースと獲物のサイズによっては長すぎると思います。
最初から背伸びせずに、まずは今家庭で使っている包丁のサイズを目安に自分が使い易いものを選びましょう!
一番下は亡くなったじいちゃんが買ったというステンレスの刺身包丁!?
じいちゃんは小魚しか釣って来なかったはず(>_<)
何の為に買ったのかは不明ですが、今現在はたまに私がクロのお刺身やら引いて、役立ててます!
アジゴなど数こなすときは三番目の小出刃も使い易いです。
写真には撮り忘れましたが、あと少々大きな出刃包丁が一本。
骨の太い魚を捌く時、三枚に下したり、頭を落とす場面で使います。
洋包丁で余り粗い作業をすると刃こぼれしますので、そういった機会があるようでしたら、安いもので良いので一本用意するといいでしょうね!
調理ばさみで代用する方もいるみたいですよ!
普段の料理と兼用で二本の洋包丁を用意して、切れ味の落ちた方を研ぎに回すと良いでしょう!
自分で研いでも良いですし、研屋さんに頼んでも3~400円そこらです。
まとめ!?
釣った魚を自分じゃ料理したことないなぁ~って人!
ウェブ上にも沢山の参考になる動画やサイトがありますから、是非とも魚料理チャレンジしてみてください。
もしかしたら釣り以上にハマるかもしれません。
新鮮な魚はお腹を出して、塩ふって焼くだけで美味しいです。
塩焼きやから揚げ、お味噌汁など簡単な料理から挑戦してみては如何でしょうか!
これからの時期は気温が高く、魚の傷みが早いので鮮度には一層注意が必要です。
保冷剤や氷は多すぎるくらい準備して丁度良いです。
釣ること以上に、釣りあげた魚には注意を払ってあげて下さいネ!!
ではまた~!