オキムです!
今回は釣りには必須のアイテム!『クーラーボックス』の種類と特徴について、私なりに解説していこうと思います。
自分のお気に入りのクーラーボックスを見つける参考にしていただけると幸いです♪
クーラーボックスの種類
私が主に釣りで使っているクーラーボックス。
左列上から
・ シマノ フィクセル 9L
・ シマノ フィクセル 12L
・ シマノ フィクセル 17L
右列上から
・ ダイワ ライトトランク 20L
・ ダイワ ライトトランク 30L
・ ダイワ NSシンクートランク大将 35L
コチラは普段お買い物で使ってる『発泡クーラー』(左)と釣りやキャンプの際、調理グッズをまとめて入れてる『ソフトクーラーバッグ』(右)です。
普通『クーラーボックス』って言うと、
・プラスチック製
・発砲スチロール
・ソフトクーラー
この3種類が多いです。それぞれの特徴としては、
【 プラスチック製クーラーボックス 】
昔からある一般的なクーラーボックス。
ボックスの壁の中に発砲スチロールやウレタンなど断熱材を入れてあるため、保冷効果が高く傷や汚れに強いです。
断熱材の種類、使っている量によってお値段も変わります。
詳しい説明は以降でしていきます♪
【 発泡(スチロール)クーラー 】
こちらも野菜や鮮魚の輸送・保管で昔から馴染みのあるクーラーボックスになります。
身近にあるので軽視されがちですが、意外と保冷力も高くまた非常に軽いので、用途によっては非常に便利なクーラーボックスです。
欠点は強度が低い事と、目地に汚れが染み込むと除去が難しくそれが臭いの原因になる事です。
重いものや尖ったものを入れて持ち運ぶと、割れてしまう可能性もあります。
凸凹の多い場所での取り扱いには要注意ですね~
【 ソフトクーラーバッグ 】
化繊綿やウレタン、発泡スチロールなど薄手の断熱材をビニールでサンドイッチした生地でバッグやボックスを作った製品です。
保冷効果はあまり高くありませんが、不要な時はコンパクトに畳めるので収納場所に困らないのが利点です。
またソフト素材なため、車のちょっとした隙間にも押し込めるのが便利ですね。
欠点はというと発砲クーラー同様、ビニール素材が穴や裂けに弱いため、そこから魚の汁なんかが染みると臭いの原因になることでしょうか。
行楽や運動会などでちょっとした飲み物やお弁当なんかを運ぶのに向いています。
おすすめはどれ?
最初にクーラーボックスを1つ買うとなると、お手軽なイメージのある発泡クーラーやソフトクーラーを選びがちですが、安いものを選べばプラスチック製のクーラーもそれほど高くはありません。
保管場所に余裕があるなら、最初からプラスチック製のものを選んでおいた方が製品寿命も長く、用途も多いので経済的かと思います。
使用する機会が滅多にない、保冷品も少し…と言うのであれば、ソフトクーラーを選ぶ方が賢明ですね。
クーラーボックスとして使わなくても、通常の整理バッグとして転用が利きますから。
「大は小を兼ねる」思い切って大型クーラーを購入したけど使う機会がなくて、物入れに使ってます…という話もよく聞きます。
プラスチック製クーラーボックスの種類
ここでは種類の多いプラスチック製のクーラーボックスについて説明していきます。
色んなサイトで断熱材の違いについては説明がありますので、ここでは簡単な説明だけ。
クーラーボックスの断面を簡単にイラストにしてみました。
プラスチック枠の中に断熱材が入っており、その種類と量によって値段に差があります。
現在使われてる断熱材は『真空』『ウレタン』『発泡スチロール』主にこの3つ。
真空断熱というと有名な所ではサーモスの真空断熱タンブラーが分かりやすい例じゃないでしょうか。薄い鉄板で空気室を作ったプレートが埋めてある構造です。
真空断熱が最高!と聞きますが構造上重たくなるのが欠点。当然お値段も高め。
製品によって横4枚、上、下と合計6枚使われたものが一番高価で釣り業界では『6面真空』とか言われてます。
評価は人それぞれ、地面に接する下だけで良いとか、日の直接あたる天板面だけで良いとか…、私は上・下二枚あれば十分じゃないかと思うけどそんなのあったかなぁ…。
ウレタンは建築材料で断熱材に使われてるアレです。スポンジみたいなやつ。
発泡スチロールもまさにアレです!
クーラーのどの面にどんな素材が使われたモノが良いか、使用目的や時期、使用頻度、予算と相談しながら悩むのも楽しい作業です。
一般的にクーラーを選ぶ目安になるのは、
・ 保冷力
・ 容量
・ 重さ
・ 値段
主に断熱材の差ってことですが、保冷力に比例してお値段と重さが上がってきます。
当然同じアイテムで考えれば、容量(サイズ)が大きいほどお値段も上がります。
それ以外のチェックポイント!
クーラーボックスは製品によって色々便利なアクセサリー(オプション!?)が付属しているものもあります。
これらもクーラーボックスを選ぶ際のポイントに加えてみるといいかもしれません。
代表的なものを少し紹介してみましょう。
【 ショルダーベルト or ハンドル 】
アイテムによってショルダーベルト、ハンドル、もしくはその両方を選べるものがあります。
自分の運搬スタイルに合う方を選択すると良いですね。
ハンドルは小移動を繰り返す釣りに便利。
移動の際、毎度ベルトを肩にかける作業って案外面倒ですからね。
欠点はハンドルを握ることによって荷物を持つ手が一つ潰れてしまうことです。
コレが結構重要で、
片方の手にはロッド、片方の手はタックルバッカン、…とくれば手は埋まってしまうので後は肩に掛けて運搬!ショルダーベルトしか選択肢が残らないということになります。
(もしくはタックルバッカンをショルダーにするか…ですね。)
小さなことですが、ベルトタイプはクーラーを置くたびにベルトが地面に落ちるので嫌だ…という方も居ます。
確かに雨の日など、汚れた水たまりに浸かったベルトを方に掛けるの嫌ですもんね。
そういった点でハンドルタイプを選ぶアングラーも多いようです。
【水抜き栓】
クーラーには水抜き栓のあるモノがあります。
釣りの最中、もしくは帰りがけ、クーラーボックス内の余分な水を抜くためです。
大型のクーラーになると、水を抜くためにクーラーを傾けることさえ重労働になってきますからあると便利です。
【 形の違い 】
メーカー、アイテムによってクーラーボックスの形も様々です。
左のクーラーボックスは横に広く、右は縦に高い形をしています。
左のクーラーボックスのセールスポイントは大型の魚を曲げずに収めることができる点です。
せっかく釣れた大物が、持ち帰ってくの字に曲がってたらちょっと残念な気もしますよね。
右のクーラーは横幅が無い、言うならば口が狭いので開閉の際冷気が多少逃げにくい構造と言えます。
自分が狙っている対象魚がそれほど大きなものでなければ、無駄に大きなクーラーを使わないことも保冷効果を高める手段の一つと考えてください。
【 魚の投入口 】
クーラーの上面に小窓がついたもは、小さな物の出し入れなら大きなフタを開け閉めしなくて済むので、庫内の温度上昇を抑えることができます。
【 出来栄え 】
外見や数字上の性能だけじゃなくて可能なら実物もよく見て、触ってみて下さい!
(右)パッキンが収まる溝に歪みがあるため、隙間ができてしまってますね。
(左)綺麗に収まってます♪
部品が上手く取り付けられていないためか歪みがでていますね。
これも浸水する原因となります。
クーラー内側にも歪みがあるときがあります。
出来れば開けて確認させてもらうと良いですね。
このクーラー結構高いのに凸凹です(´;ω;`)
見栄えだけの問題ならまだ良いのですが、パッキンが効いてないと水漏れの原因になりますので、最悪の場合車内が水浸しになることも…。
私の主観ですがクーラーの設計が新しいシマノの製品の方が今のところ出来栄えは良いように思います。
良かったら同価格帯を見比べてみて!
【 座って大丈夫か 】
クーラーボックスに座って釣りをするという光景は当たり前のようですが、カタログ上では『座るのNG』というモノもあります。
気にせず座ってフタが割れてしまったという話もよく聞きますので、購入前にショップで確認しておいた方が安心ですね。
私の持っているクーラーボックスも幾つかはダメとなってます。
クーラーのカスタマイズ
釣りに慣れてくると自分の使い方に合わせてもっとクーラーをカスタマイズしてみたくなりますよね♪
私が使ってるもので便利だな~と思うものを数点紹介しておきます!
【 ロッドホルダー 】
やっぱりロッドホルダーは付けておきたいですよね~。
クーラーに標準装備されてるケースもあるようですが、好みに合わなければ色々なメーカーから市販されてますので別途購入して設置すると良いです!
【ダイワ CPハンガー】
ロッドホルダーなど強度が心配なパーツはクーラーに穴を開けてネジ止めするなどの加工が必要になりますが、上のような簡単なアクセサリーなら両面テープで固定するだけなのでハードルも低いですね♪
取付位置が気に入らなければ張り替えることも簡単ですし。
(テープだと剥がれてしまいそうですが、これまでの釣りで剥がれたことは一度もありません)
ダイワのCPハンガーというヒット商品ですが、私はメゴチバサミやタオル、ハサミなんかを掛けて使ってます♪
とても便利です。台所のタオル掛けもこれにしようかと思案中。
ロッドホルダーなどクーラーに穴を開けて固定したアクセサリーを外した際、気になるのは残ったネジ穴ですね。
そんな時は市販のシリコン接着剤(コーキング材でもOK)で埋めておくと浸水する心配もありません。
通常の接着剤だと時間の経過で痩せて、隙間が出来たりします。
こちらも愛用のクーラーですが、先程と同じダイワのCPハンガーを取付けてます。
横の竿立ては投げ釣り用ですが。
サビキ釣りや投げ釣りなど、針数の多い釣りでは竿を立てておくと竿に絡まっちゃうのでこうした斜め掛けタイプの竿立てが便利。
9リッターと小型ですが豆アジ釣りやハゼ釣りなど魚種が絞られてる釣りでは使い勝手が良い!最近はどこへ行くにもコレ使ってます♪
虫エサを使う釣りに便利なのがこのアクセサリー。
オス・メスの金具があって、お気に入りの餌箱とクーラーに設置しておけば、こんな風に餌箱をかけることができます。移動の際、わざわざエサ箱を仕舞う手間がないので便利ですし、なにより格好イイ(*´▽`*)
「ギアラボ」さんの小出しえさ箱とクーラーアタッチメント
多分ジュラコンの削りだし加工と思いますが、加工精度が凄い。
お勧めです。
ギアラボさん、個性的で格好イイアイテム沢山ありますから良かったら覗いて見てください。
まとめ
今回はクーラーボックスを選ぶ際のポイントについて紹介してみました!
そろそろ年末の大売り出しも始まりますので、クーラーボックスの購入を考えている方の参考になればいいですけど…。
あと釣りに行けない休日にはクーラーをカスタムしてみるもの良いですね♪
ではまた!
おまけ
ソフトクーラーは断熱材がクッションの役割を果たすので、道具入れとして使っている人も多いです。
チャックは別としてビニール素材なので簡易防水ですからね。
貴重品やデジタル機器を保管するのにも向いているようです。
私は釣りや行楽の際の調理道具をまとめて入れています。
お箸やコップ、携帯コンロや燃料、着火剤、調味料、粉コーヒーなどです。
最低限このバッグさえあれば暖かい食事がとれるように準備しています。
これからの時期、美味しい食事がとれるかどうかは釣りのモチベーションを左右しますからね!
っていうか釣りよりご飯を楽しみに釣りに行ってます(^_^)v