オキムです!
今回は釣りエサのオキアミについてお話していきたいと思います。
オキアミとは
ご存知の通り、そもそもオキアミは人間が食料危機に陥ったときの非常食として注目されて捕獲されるようになりました。
捕獲地は南極で、「ナンキョクオキアミ」「ツノナシオキアミ」の二種類がいるそうです。
フォルムはエビっぽいですがプランクトンの仲間で、厳密にはエビじゃないそうです。
(同じく釣りではお馴染みのアミエビ!こちらは桜エビの仲間でれっきとしたエビなんですって!)
現在では養殖魚の飼料や観賞魚のエサ、釣りエサとして利用されているばかりで大半は釣り用なんだって。
僅かですがあの魚肉ソーセージの材料にも使われてるそうですよ!
オキアミブロック
釣り具店でオキアミやアミエビを買うとなると、冷凍ブロックもしくはパック詰め品のどちらかになると思います。
これはパック詰めしたオキアミ。
冷凍ブロックにはボイルと生の二種類があり、ボイルはその名の通り一度ボイルしたオキアミを冷凍したもの、生は捕獲したそのままを冷凍したものです。
ボイルオキアミは生オキアミに比べ、もさっとしてて少し軽いです。エサ取り対策や軽い分遠くまで流れるので、潮の流れを釣る青物や鯛狙いに利用されることが多いです。
(例えるなら生のオキアミが絹ごし豆腐、ボイルは木綿豆腐ってところかな。)
お値段もひと手間掛かってる分ボイルは少し高め、大体オキアミの生が3キロ板800円としたらボイルが1200円くらいかな。
ボイルのオキアミをチョイス するほどの釣り人は、多分結構な経験者さんだろうからひとまずボイルの話は置いといて。
以降は生のオキアミに絞って話を進めていきますよ~。
南極で冷凍船で捕獲されたオキアミが冷凍保存される容器一つのサイズを原反(げんたん)と呼びます。
オキアミ原反一角あたり24キロだそうですから1/8角板1枚が3キロです。
因みにアミエビの場合は原反1枚が16キロだそうで、一般に見かける最大サイズ1/4角は1枚4キロです。
良くは知らないけど原反サイズが違うってことなのかな。
とりあえず釣り業界で出回ってる標準サイズ アミエビ1/4角 4キロ、
オキアミ1/8角 3キロを覚えておいてください。
これが一般的に流通している最大サイズで、勿論これより小さなサイズも存在します。
アミエビで言えば1/8、1/16。
オキアミも同様に1/16、1/32、1/64。
以上がオキアミ(アミエビ)の冷凍ブロックの一般的なサイズ設定です。
釣り雑誌などで「○○を何キロ」なんて書いてあることが多いけど、板に換算するとイメージもしやすいよね♪
ツケエサと撒き餌
一般的にはアミエビは撒き餌というイメージだけど、オキアミは撒き餌、ツケエ、両方に使用します。
お店によってはオキアミに『撒き餌用』、『ツケエ用』、『撒き餌・ツケエ兼用』なんて表示がある場合も。
こういったお店はエサに拘ってると思って良いです。
冷凍ブロックのオキアミを見比べてみても、なかなかその差は分かり難いです。
通常『撒き餌用』と書かれたものは身が柔らかく、ツケエには使いづらいことが多いです。
撒き餌にするぶんには潰したり刻んだりするので問題ないでしょうということでしょうね。
身が柔らかくなっている理由はいくつか考えられますが、
・ 冷凍・解凍を繰り返したため(保管に不備がある)
・ 保管期間が長い(古い)
・ 捕獲時期の都合でオキアミの身が柔らかかった
捕獲時期や群れによっても個体差があるので、新しくても身が柔らかいものもあるようです。
経験者は色を見て判断するようですが、私は良く分からないですね~。
赤味の強いものより白っぽいものを選ぶと良いと聞いているので、あまり乾燥してなくて白っぽいブロックを選ぶようにしています。
お米と同じで新物は高値で取引され、倉庫の古いものは安く売られます。
新物の中でも捕獲したオキアミの品質によってランク分けされ、本当に良いものはなかなか目にする機会は少ないと思います。
昔最上級の新物をサンプルで戴いて使ってみたことがありますが、プリプリで日ごろ使っているものとは全く別物でした。
お値段も最上級だったのでお店は取り扱えませんでしたが。
一般に出回っているものでも不都合は感じないので、あんまりバカ高いオキアミを仕入れても売れないんですよね。
だから仕入れない。釣り人は使う機会がない。そういう事なんです。
エサに力を入れているお店ではオキアミのサイズも色々取り扱ってます。(M、L、LLなど)
これは自分のターゲットやそのサイズによって選ぶしかないですね~。
生 と 加工品
ツケエとしてオキアミを購入する場合、パック詰めと冷凍ブロックの二つから選ぶことになります。
今回の本題はここからになります。(え~!?今からかよ~。)
冷凍ブロックは先に取り上げたボイルを除けば捕獲したオキアミそのまんまであることが多く、一般的にはオキアミ(生)と呼ばれています。
商品に差はありますが、ツケエ用のブロックであれば新鮮な部類に入ると思います。
パック詰め品には無加工品(生)と加工品の二種類があります。
違いはその名の通りですが、
パック詰めの無加工品はオキアミの冷凍ブロックを一時解凍して、形の整ったもの、同じサイズを選別したものです。
パック詰めの加工品は、選別したオキアミをアミノ酸やはちみつ、アミエビのエキスなど人工の調味液に漬けこんだものです。
加工することによって魚の食いが促進したり、身が締まってエサ取りに取られにくくなるという事です。
また生のままより断然傷みにくく保存がきくのも売りの一つです。
冷凍ブロック・オキアミ(生)
パック詰め・オキアミ(生)
パック詰め・オキアミ(加工品)
私がおススメするのは①冷凍ブロック、②パック詰め(無加工品)、③パック詰め(加工品)の順です。
①冷凍ブロックのオキアミ
やはり釣りをするうえでエサは新鮮であるに越したことはないです。
またオキアミのサイズに関して実際釣り始めると状況次第では、より大きなもの・小さなものが良かったと思うことも多いです。ですからあまりサイズが揃っているよりはある程度サイズはバラバラけていた方が良いと私は思うのです。
但し鮮度は加工品に比べて落ちやすいので、その都度必要量を小出しに使うことには気を遣わないといけませんね。
②パック詰め(無加工品)
②のパック詰め(無加工品)も釣り内容がある程度絞られているような場合は有効だと思います。品質も良いですし。
いつも行く釣り場だから状況はだいたいわかっている!みたいな…。
あとこの手の商品は手間がかかっている分、多少割高です。内容量も意外と少ないので、エサ取りの多いシーズンは別に予備を準備しておくことをお勧めします。
③加工品
私はあまり好きでないんですよね~。
まず調味液に漬けてるから手はベタベタになるし、またサイズもある程度揃ってるからそれが逆に使い辛い。
加工が行き過ぎて逆に魚の食いを悪くするケースもあります。
この間使ったやつは固すぎて、エサ持ちは良いけど本命も食い渋る始末でした。
この手の商品は多いんで色々使って自分にあった加工品を見つけるといいのでしょうけど…。
最近は釣具店も加工品をメインに揃えるところが増えてきましたね。
商品の有効期限が長いというのがお店にとっては都合が良いのでしょうが。
まとめ
今回は私がオキアミの冷凍ブロックが好きだと言いたいだけで、長々オキアミについて解説してきました。
ホント私の友人には加工品が大好きな人もいるんだけど、どうも私には合わないなぁ~。
っていうか素材そのままってのが好きなんですよね。
磯釣りだと撒き餌とツケエは同じものを使う!ってのが常識なふうもあるけど…、確かに撒き餌の中からなんぼか形が残ってるオキアミ拾って釣りすると、食いが良いような気がしますもんね。
今回完全に雑談みたいになっちゃったけど、こんな感じで『小さなお話』はオキムの自分勝手な話を今後も発信していくと思います。
『小さなお話~』という表題が出現したら、「アイツ、また薄っぺらいネタ持ってきやがったな…」という覚悟で斜め読みして頂けると助かります。
ではまた!