オキムです!
ここ最近は、長い間放ったらかしにしてたインコのお家作りが忙しくて釣りには行けず。(ごめんな~)
やりだすと日曜大工も楽しいからね~。
先日やっとこさ完成して、インコも落ち着いてくれたようです。
今回は小さなお話と題しまして、『青イソメ』や『オキアミ』といった昔から馴染みのある釣りエサについて、少し突っ込んだ話をしてみたいと思います。
( 私個人の経験や釣り場の先輩、馴染みの釣具店さんから教えていただいた内容を基に紹介しておりますので、一部事実と異なる点もあるかもしれません。)
…と言いますのも、長い事釣りをしていると、エサで痛い目に合う事がしばしばあります。そうすると一日の釣りは台無しになる訳で…。
( 勿論ダメエサを選んだ釣り人側の失態なわけですが…。 )
皆さんが日ごろ使っている『釣りエサ』とはどんなものなのか?
また『失敗しにくいエサの選び方』など紹介していきたいと思います!
青イソメについて
これは「砂ゴカイ(小ケブ)」だけど。
代表的な釣りエサの一つ。
青イソメ、青ケブ、青ケビとか呼ばれてますが、ファミリーフィッシングの『ちょい投げ』には欠かせないエサですね。
わたしの地元では朝鮮ゴカイなどと呼ばれており、昔(20年ほど前)は北朝鮮からの輸入が中心だったからだそうです。
いつの頃からか輸入先は韓国になり、そして今現在は中国からの輸入がほとんどだと聞いています。
100パーセント輸入かというとそういう訳でもなく、少ないながら国内で養殖している所もあるようです。
詳細は分かりませんが商品代金の大半は運賃になりますから、国内で生産されたエサなら運賃が安く済む分、近隣の釣具店だと案外安く手に入るのかもしれませんね。
(高騰する油代に価格が左右されないのは強味でしょう。あとは品質が安定していることでしょうか。)
青イソメとよく似たゴカイ系のエサで砂ゴカイ(小ケブ)というのがいますが、こちらは日本の在来種です。大半は国内で養殖されていると聞いています。
イソメ類の体を構成しているのは大半が水ですから、針に刺して時間が経つと皮ばかりになって針先にダラリと垂れてきます。
青イソメは砂ゴカイに比べて大きな分、水分も多く柔らかいため針持ちが悪いのが欠点です。
ですからハリにしっかり付けたい場合やキスの投げ釣りには昔から砂ゴカイが好まれるようです。
船釣りやちょい投げだと青イソメを使用するケースが多いです。
船釣りでは大型の魚も視野に入れて、割と大きな(軸の太い)針を使うので、買ってきた砂ゴカイが小ぶりなものばかりだと針にもかからん(怒)という事態になることも…。
まぁ何れにしても虫エサが生息しているのは沿岸部だろうから、沖の釣りで使う分には魚にとっては青も砂も見慣れない生き物ってことになるのかな。
釣具店は通常ゴカイ類(以降虫エサと呼ぶ)は水槽で保管していることが多いですが、水から上げて時間がたつと少し縮んで小さくなります。
まずは自分の釣りに合ったサイズが購入できるか、事前に確認させて貰うことが失敗しないコツです。
スズキやクロダイなど大型の魚を狙うには大ぶりのもの、キスやハゼ釣りには少し小ぶりの虫エサが好まれますが、釣具店からすると大きなもの・小さなものをよって販売すると偏ったサイズのエサばかりが売れ残る恐れがあります。
ですから「大きめ(小さめ)を選んで下さい!」などと言うと嫌がられるケースもありますが、お店の大小に関わらず生きエサの取り扱い量が多いお店では快く対応してもらえる事が多いです。
それだけ仕入れたエサを売り切る自信があるという事でしょう。
取り扱い量が多いという事はエサの循環率が良いということですから、イキの良いエサが手に入りやすいという事でもあります。
エサを求める釣り人が多く集まるお店はイキの良いエサを扱っている可能性が高いとも言えます。
まずは釣り場の常連さんなどから良いエサを扱っている釣具店の情報を入手するのが早道でしょう!
新鮮なエサの見分け方
新鮮なエサの見分け方を簡単に紹介します。
まずエサを見せて貰えないお店やすでにパックに詰めして販売しているようなお店ではエサの良し悪しの判断は難しいです。
青イソメを例にとってみると、
虫エサは傷んでくるとブチブチと千切れやすくなるので、見せてくれたエサが頭ばかり、しっぽばかりなど半端なエサが多い場合は傷んでいる(古い)可能性が高いです。
また白い斑点があったり白っぽくツヤが無いものもあまりお勧めできません。
時期によってはゴカイも産卵期にあたり(早春から夏にかけて)、新しくても傷みやすい場合があります。
新鮮なものでもいつもより弱い、柔らかいと感じることがあるかもしれません。
そういった時期は猶更エサの鮮度に気を遣わなければなりません。
生きエサの保管方法
買ったエサを釣り場まで持ち運ぶ際はあまり冷やし過ぎないよう注意しましょう!
クーラーBOXにはだいたい保冷用の氷や保冷剤が入っていると思いますが、買った虫エサをポン!とこの中に放り込むのはNGです。
釣具屋さんの水槽の温度はエサの活動を抑えるため少し低めの15~20℃前後に設定してありますが、GWの潮干狩りなんかで出てくる虫エサのことを考えれば常温でも十分保管が可能です。
大事なのはエサの体温が大きく変化しないよう保管することです。
(とは言っても夏の車内の30℃で保管というのはマズイですが…。)
クーラーBOX内で保管する場合は保冷剤や氷の上に断熱の為に厚手のタオルや段ボール、発泡スチロールの板などを置くと良いですね。
エサの出し入れについても必要量を小出しにし、エサの温度が急激に変化しないよう注意します。
また虫エサは淡水に触れると弱りやすいので、氷が解けた水や雨水に当たらないよう注意しましょう。
虫エサは体の気孔で呼吸をしていますので、傷んだ虫エサの汁が体の周りに粘膜を張ると酸欠で死んでしまいます。
釣具屋さんで購入した際、園芸用の粉(パーミキュライト)をまぶしてくれるところが多いですが、これはエサの汁など余分な水分を吸ってエサをほどほどドライに保つのが目的です。
傷んだエサが多いとこれも吸収が追いつきませんし、手に付くと竿や服が粉だらけになってなかなか落ちませんので、手に入るようであれば材木を切った際にでる木くず・おがくずがおススメです。
( 私はDIYで生じたノコくずを利用していますが、手や道具に付いたものも落ちやすく、また釣りの最中は木の香りがして清潔な感じがしますね ♪)
残ったエサはどうしましょう?
虫エサの中でも青イソメは外来種、それ以外はだいたい日本に昔から居る在来種になります。
外来種の放流・リリースは禁止されていますが、残った青イソメはカニや釣り場の魚が今後育つ為の糧になると思って海に逃がして(✖)捨てて(✖)放して(△)帰ることになります。青イソメには可哀想ですが…。
経験を積めば次第にその時期の釣り物や釣りの展開も想像がつくようになってきますので、余分なエサや道具を購入しなくて済むようになります。
そうなれば無駄な出費を抑えることができる上に、無益な殺生を減らす事にも繋がりますね♪
まとめ
本当はオキアミをメインにお話したかったのですが長くなったので、オキアミの話は次回ということで…。
前回の島遠征で気が付いたコトも多かったので、こちらも紹介していきたいと思っているのですが…。(サビキと遠投カゴ、フカセ釣りの件)
9月に入って関門周辺でもエギンガーの姿をチラホラ見かけるようになって来ました。
まだ2寸エギを中心とした釣りになるのかな。せめて2.5寸が振りたいよね~。
そろそろアジングと秋イカ・エギングのツートップ釣行が楽しめる季節が来ますので、これも是非紹介したいと思います!
でも次回はオキアミについて紹介するよ!!
ではまた~!