今回もやって来ました!勝手に講座シリーズ!!
オキムです!
この暑い時期、少ない釣り物の中でも比較的ハズレ無く遊べる『ハゼ釣り』について、簡単に仕掛けや釣り方のコツを紹介していきたいと思います。
私がハゼ釣りを楽しんでいるのは北九州近郊ですが、地域によっては多少内容が異なるかもしれません。
そこはハゼ釣りという文化が地域地域で多少の差をもって進化したのかなとその違いを楽しんでいただければと思います。
(というかオキムんちのハゼ釣りが独自の進化を遂げただけかも…)
今回は私の好きな岸からのちょい投げ&ミャク釣りスタイルのハゼ釣りを紹介していきます!
『ハゼ』という魚について
私もハゼという魚が学術的にどういった生物かあまり詳しく知りませんでした。
夏に良く釣れて食べると美味い!くらい!?
私たち釣り人がターゲットにしているのは『マハゼ』という種類になるのですが。
ウィキペディアを応要約しますと、
体長は15センチほどだが、稀に25センチ程に成長するものもいる。
食性は肉食性が強く、ゴカイ、エビ・カニ、貝、小魚などを貪欲に捕食する。
(エライ言われようやなぁ~。貪欲っていうよりエサを追ってくる姿は結構お茶目だけど。)
日本以外に朝鮮半島、中国、カリフォルニアやオーストラリアにも居るらしい。
天敵はサギやマゴチ。
(え~!? ハゼもマゴチも大きさが違うだけで似たようなもんじゃないか。仲良くしなさいよ~!因みにメゴチもマゴチ狙いのエサに使われるらしいよ。)
1~5月が産卵期で、卵から孵った稚魚が5~10センチに成長して夏にはもう釣れるらしい。
寿命は大体1年。2年生きるものも稀にあるらしい。
寒くなると沖の深場へ移動する。
解りやすく図にするとこんな感じ!?
魚やさんには並ばないけど、ハゼ料理は全国各地で楽しまれている。
旬は秋から冬で、天ぷら、から揚げ、お刺身、吸い物、煮つけ、甘露煮など色々な料理で食べられる!?
(私は経験がないが、母曰くお刺身は美味いとのこと。)
ちょっと「へぇ~♪」って思ったのは、ハゼって『沙魚』と書くらしいですよ。
知らんやった。意外とサラッとした字があてられてるのね♪
ハゼを釣るに当たって、知っといた方が良いであろう事をもう少しだけ紹介しますね!
私の主観である所が大きいので違ってたらすみません。
ハゼは潮の上げ下げでその居場所を変える魚です。
満ち潮に乗じて川を上り、引き潮になると河口へ下る。
ですから今まで入れ食いだったのに、潮が変わってパッタリ釣れなくなったということは良くあります。
必ずしも満ち潮だから川へ移動したという訳でないのが良く分からないところで…。
ハゼが移動した先を探して釣り人も移動するということを繰り返しながら釣果を伸ばす釣りになります。
なんとなくハゼという魚のイメージが掴めましたか?
あまり詳しく紹介しても折角のお手軽な釣りが堅苦しくなりそうなので、更に興味のある方はウィキペディア覗いてみてください!
ではまずはじめに、ハゼがどんなところに居るのか?について解説していきたいと思います!
ハゼの釣れるエリア
『ハゼ釣り』というと、入門者向け!お手軽!誰でも簡単な釣り!というイメージですが、どこでも釣れるわけではないというのが一つの悩みどころです。
(どの魚も一筋縄ではいきませんね…汗)
大体は大なり小なり河川の流れ込みがキーになるのですが、「川があっても釣れない場所」「川は無いけど釣れる場所」がありますので、事前に最寄りの釣具屋さんに相談してハゼが釣れるポイントを調査しておく方が良いでしょう!
参考までに北九州近郊でハゼ釣りが楽しめるポイントをいくつか挙げておきますね。
私が実際に釣行したことが無い場所もありますので、釣行前には改めて情報の確認をお願いします。
紫川下流域
毎年市が主催の「ハゼ釣り大会」が開催されるほどメジャーなハゼ釣りスポットです。
釣り場も舗装されていて清潔な感じがしますね。釣り具のポイントさんでもよく紹介されてますので、詳しいアクセスなど問い合わせてみては!
遠賀川下流域
こちらも大型河川の河口域です。河川沿いの皆川釣具店さんがTVでも紹介してましたね。私は竿出ししたことがありませんが、メジャーポイントのようなのでウェブ上でも沢山の情報を集めることができます!
小倉南区曽根新田
シーバスのポイントでも知られる曽根新田。会社の同僚からもハゼ良く釣れてるよと情報を頂いてます。ハッキリとした釣り場はわかりませんので、ポイント【湯川店・行橋苅田店】あたりで問い合わせてみてください!
新門司今津
昔から通うハゼ釣り場の1つです。年とタイミングによって当たり外れはありますが、チェックすべきポイントの一つと考えています!
道路を挟んで向かいの大きな工場が(株)花王石鹸になります。
道路に沿って流れる川とその河口がポイントとなります。
車は手前の小さな橋を目印に今津漁港へ入るとよいです。
記憶していたより大きな川です。
撮影時大潮の最干潮ともあって水がありませんね。
何れも水深のないポイントが多いので、タイミングを見計らって釣行することがで大事です。
河口付近の様子。
新門司大積
こちらも昔から通うハゼ釣り場の一つ。手前の小さな川より、車で奥まで進んで砂利の中州から遠投での釣りとなります。100m以上投げられればキスも好釣果が期待できる釣り場です。このポイント、手前はゴロタ場で根掛かりが多いためファミリーフィッシングでは避けた方がよいと思います。
田舎道ですが、大型車両の通行が多いので注意。
以前は『マテ貝』で賑わった大積ですが、今はどうなんでしょう。
子供時代は家族でアサリ掘りにも来ましたが、今現在アサリは掘れないと聞いています。
左手に中州を望む。
今年初旬、一度キス釣りに来ましたがピンばかりでした。
あまり噂は聞きませんが、国道から眺めるとチラホラ釣り人は見かけるので何かしら釣れてるのかな。
シーズンになると遠投でキスの釣果が期待できます!
新門司柄杓田
入り口は少々狭いですが比較的大きな漁港。
ファミリーや初心者にはコチラをお勧めします!
最近はワタリガニや牡蠣の販売で有名になりましたね。堤防の内と外どちらでもハゼは釣れますがトビエイが群れる日はからっきしダメな日もあります。
もう少しするとハゼに混じって『ヒイラギ』が沢山釣れるようになります。
こちらではガガと呼ぶ人もいますが、魚屋さんでもたまにみかける美味しい魚です。
(主にから揚げと煮つけです。)
サビキやミャク釣りでも簡単に釣れますので、早朝からファミリーが並ぶこともしばしば。ヒイラギ狙いに良型のアジが混じることもあるようです。
そうそう、柄杓田は港内の公園横に公衆トイレもありますよ!
柄杓田小学校横の道を抜けて、漁港入口は少し狭くなります。
桟橋も人気のポイントです。
ヒイラギ釣りが多いと聞いています。
意外と人気なのがチヌ(メイタ)。サヨリも多いです。
小さな河口になっています。昔はここがオキムんちのお気に入りのポイントでしたが、最近は漁港全般にウロウロしてますね。
右手の堤防付け根。大潮の最干潮だったので石積が見えてます。
潮が引いたとき限定ですがこの駆けあがりも狙い目になります。
右手堤防の全体画像。
奥に見える赤灯台が漁港左手から伸びる堤防です。
遅い時期になると堤防の外側でもハゼが良く釣れます。
ハゼ釣りのポイント
河川と岸壁の図を例に、ハゼの狙い処を簡単に説明します!
下手クソなイラストで申し訳ありません。
一応河川の満潮時と干潮時の状態を書いたつもりです。(汗)
満潮時ハゼはエサを探して、足元の石積みⒶや石積みと砂泥の境目Ⓑ、砂泥部Ⓒと広範囲に散らばっています。
甲殻類や小魚、ゴカイ類などのエサとなる生物が多い事からⒶやⒷが一番の狙い目ですが、杭や沈んでいる障害物を回避する上でもまずは根掛かりのリスクの少ないⒸから探るのが得策でしょう。
Ⓒで反応が無ければ石積みと砂泥の境目Ⓑ、足元の石積みⒶという順にリスクの低いポイントから順に探っていきます。
潮が引いてくるとハゼは足元の石積みⒶには居られなくなるので、当然それ以外のⒷやⒸを探ることになります。
次のイラストは岸壁の釣り場ですが、要領は一緒ですね。
満潮時はⒸ ➡ Ⓑ ➡ Ⓐの順で探ります。
干潮時はⒸ ➡ Ⓑ となります。
ここで竿を選ぶ際のポイントになりますが、ハゼ釣りは道具を選ばない手軽な釣りです。
しかし上記のように、釣り場によっては潮の干満によって露出した障害物を回避しながら釣りをするケースも多いので、あまり短い竿は慣れないと釣りづらいと感じることもあるでしょう。
6ft.前後(2m弱)のバスロッドを勧められるケースもありますが、入門者や慣れない子供さんには3~4m前後の万能竿(磯竿の強いもの)の方が扱いやすいです。
( 例えばシマノ・ホリデー磯3-300~3-400)
簡単に『ハゼ釣り』を紹介するつもりでしたが、話したい内容が増えて長くなりそうなので今回はここまで~!
次回から『ハゼ釣り』の仕掛けや釣り方、釣り方のコツなど紹介していく予定です。
たかがハゼ…、されどハゼ!
甘く見られがちな釣りですが、いろんな高度な釣りの基礎になる意外に奥深い釣りですので、機会があれば皆さんも挑戦してみてください!
私は多分週末も行くな。天気次第だけど♪
ではまた!
勝手にハゼ釣り講座②をお楽しみに~!