オキムです!
では今回はアジの釣り方の一つ『遠投カゴ』のお話です。
竿やハリスの号数など、アジにターゲットを絞って『遠投カゴ釣法』の紹介をしていきます。
遠投カゴ
こんな仕掛け。
カゴにアミエビやオキアミなどの撒き餌を詰めて、沖のポイントまで仕掛けを遠投して広範囲にアジを探ることができる釣り方です。
普段狙わない沖のポイントを釣ることによって、警戒心の薄い大きなアジが釣れたり、運よく大きな群れに当たれば数も期待ができます!
タックル例
竿は磯竿の3号で4.5mくらいが使い易い。
私が使ってるのはコレ。
日新というメーカーが釣り具のポイント向けに製造しているこのアイテム『プロステージ・スピード・磯Z』
アジの遠投カゴ用でいえば『3-400』というモデルを愛用。
セールで6~7000円程度。
リールはシマノで言えば『エアノスXT4000』。4500円前後。
このくらいのモデルで十分!4号の道糸を150m巻いてます。
追記(2017.9.25)
2017年『エアノスXT』はモデルチェンジしちゃいましたが、同価格帯ならダイワのレブロスの方が出来は良かったです!
是非店頭で比べてみてください!
【参考記事】
道糸にはウキ止メを2~3個作ります。
自分で結んでも良いですし、市販のウキ止めを使ってもOK!
複数のウキ止めを作る理由はタナズレ防止の意味もありますが…。
試しにタナを変えてみたけどやっぱり元のタナに戻したい!なんて時、一つを動かさないで残しておくとサッと元のタナに戻すことができます!
サルカンから下はいくつかバリエーションがあって、状況に応じて仕掛けを交換します!
私が使っている仕掛けは以下の3種類。
【A】サビキ仕掛け
【B】カゴ+エサ
【C】カゴ+サビキ+エサ
ではこの3つの釣り方を、私なりに詳しく説明していきますね!
【A】サビキ仕掛け
アジの活性は悪くないけど、アタリが沖に集中している場合。
木っ端グロやサヨリ、アイゴの子などエサ取りが多い場合もサビキは有効です。
足元では釣れないのにほんの少し遠投するだけで、バンバン食ってくるなんてことも良くあります。
サビキ仕掛けの利点
利点はなんと言ってもエサを付ける手間が要らない事でしょう!
またエサ取りの中にはサビキに反応を示さないものも居ますので、エサ釣りでは毎度ツケエサをやられてお手上げ!なんて時はサビキを持っているとアジが釣りやすいですね。
エサ釣りの際も万が一に備えて安価なもので良いので、ピンクサビキの5~6号あたりを常備しておくと良いでしょう!
サビキ仕掛けの欠点
アジの活性が低く、サビキへの反応が悪いことがある。
オキアミのエサ釣りではポツポツ、アジが釣れているのにサビキには無反応ということも多いです。
大きなアジほどサビキでは数が伸びないことが多いので、面倒でもエサとサビキ両方を準備しておいた方が無難です。
サビキ仕掛けの注意点
この二枚のサビキの表示を見比べてみてください。
同じ小アジ針7号のサビキですが、仕掛けのラインの太さが違います。
( 因みに幹糸というのは縦に一本通る太いライン、ハリスは針が付いている脇に出た細い方のラインのことです。 )
サビキは種類が多い上に、同じ種類のサビキでもラインや針のサイズ違いで沢山のバリエーションがありますので、最初は迷わず釣具店の店員さんや経験者にアドバイスを求めるのがよいと思います。
参考までに…個人的な目安としては、
【ハリス1号以下】 20センチくらいまで
【ハリス1.5号以上】 それ以上のアジが中心の場合
遠投カゴにサビキを使用する場合、キャスト時幹糸にはアミカゴと撒き餌の負荷がかかりますので2号以上の太さが欲しいですね。
余り細いサビキはキャスト切れのトラブルに繋がります。
サビキの選び方
サビキ仕掛けで一番迷うのが、このサビキ選びではないでしょうか。
皆釣れないサビキは買いたくありませんよね。
正直私も絶対釣れるサビキ!というのは分かりません。
釣具店でその時々の売れ筋や店員さんが使って良かったアイテムを勧められるままに買ってます。
また友達同士で各々がピーンと来たサビキを買ってみて、当たりはずれを楽しんだり…。
そうした経験の積み重ねで、釣れたことのあるサビキがタックルケースに少しづつストックされていくという流れです。
地域やシーズンによっても釣れるサビキは違うようですし、一概にコレとは言えないようです。
サビキの値段もピンキリで一枚50円~400円程度。
『がまかつ』『ささめ』『ハヤブサ』『ヤマシタ』…といった昔からサビキを作っている有名メーカーの高いやつを1~2枚、あとは予備に廉価なサビキを数枚買っておくと安心です。
撒き餌
カゴに詰めるエサです。
アミエビを中心にアジやクロ用の集魚剤を混ぜて使っています。
万が一エサが足りなくなった場合に備えて、パン粉など腐らないエサを余分に準備しておくと安心です。
釣り方
サビキ釣りの場合、放っておくと撒き餌はサビキより下に散らばるので、このままではなかなか魚がサビキに掛かりません。
撒き餌の煙幕にサビキ仕掛けが入るように、仕掛けをいったん上まで引き上げてはまた落とす。
常に撒き餌の煙幕の中にサビキを入れるよう意識することが重要!
1~2分に一度くらいこの作業を行って、そろそろカゴのエサが無くなったかなと思ったら仕掛けを回収します。
ウキとオモリの選び方
そうそう!ウキとオモリは何号を選べば良いのかちょっと分かりづらいです。
私も最初の頃、磯釣りの感覚でウキとオモリを買っていったら見事に沈んでしまいました。
この釣りではアミカゴに入った撒き餌の重さも考慮してウキを選ばないといけません。
メーカーが違えば同じ号数でも浮力がバラバラなので、最初はカゴとウキをお店の人に選んでもらった方が無難ですね。
理想的なウキの状態は?
ウキとオモリの組み合わせがなんとなく掴めて来たら、今度は状況に応じてウキがあまりプカプカ海面から頭を出さない組み合わせを選んでみましょう!
ウキが余りプカプカ頭を出していると、風に流されて仕掛けが手前に寄ってきたり、魚がエサを咥えたとき違和感を感じて放してしまうことがあります。
ウキの号数を落としたり、カゴの重さを少し重たいものに交換して、ウキが海面から余り頭を出さないよう調整してみましょう!
タナの設定(ウキ下の調整)
ウキから下の深さをどのくらいに設定したら良いかですが…。
釣り始めはアジがまだエサに寄ってきてないことが予測されるので、底の方を狙って、釣り場の水深より少し浅いタナから釣り始めると良いでしょう。
(水深5mの釣り場であれば4mくらい)
だんだんアジが寄ってきて釣れ始めると、浮きに出るアタリを見ながら少しずつウキ下を調整していきます!
ウキが沈まずにパタンと倒れたり、モゾモゾするアタリが多い時はタナが深すぎです。ウキ止めを浮きに近づけてタナを浅くします。
逆に勢いよくウキが沈むアタリが多い場合は、設定しているタナが丁度良いと判断します!
既に底付近を釣っている場合を除いて、アタリが無い時はウキ止めを浮きから離して、より深いタナを探るようにしてみましょう。
時合(じあい)
魚には時合(じあい)といって、人間でいうところの食事の時間みたいなものが存在します。
一般的には夜明け頃と日暮れ頃。人間と同じですね!
時合がくるとウキが面白いように沈んで入れ食いを堪能できることもありますが、ピークを過ぎると次第に食いは落ちて、何をやっても全く釣れない時間がやってきます。
アジなどの回遊魚には特にこの傾向が強く、時合を逃すと釣果が伸びない事が多いです。
雨や曇り時、時化後など天気がはっきりしない日は、時合のタイミングもいつもと違うことが多いので、エサの取られ方やウキに出るアタリ、周囲の釣り人の釣果をいつも注意深く観察しておくことが重要です。
釣果を伸ばすコツは、
釣れ始めた!と思ったら手返しを早く、エサも多めに!
釣れない時間帯でも、のんびりコツコツ少量エサを入れ続けることです。
それが時合のタイミングを逃さず釣果をのばすコツ!
まとめ
今回はアジの釣り方『遠投カゴ』の仕掛けの一つ、サビキ仕掛けについて解説してみました。
サビキ仕掛けについての解説でしたが、エサ釣りでも役立つ内容だと思いますので覚えておいてください。
次回は『遠投カゴのエサ釣り』について解説していきたいと思います!
ではまた!