エギング入門 ②

オキムです!

今回は前の記事で紹介したエギングの重要ポイント【釣り場】【エギ】【シャクリ】の3項目のうち【釣り場】についてより詳しく説明していきたいと思います。

 

釣り場(ポイント)

エギングのスキルを向上させるためには、イカを沢山釣ることが重要!

従ってイカの釣れる確率の高い釣り場(ポイント)で釣りをする必要がある!と前回説明しました。

ではそれはどういった釣り場なのかをこれから説明していきたいと思います。

 

アオリイカ・シーズン

まず先に、この時期アオリイカやコウイカが釣れるのは何故か?という話をしておきたいです。

それはご存知の通り産卵行動に関係があります。

産卵した卵が孵化するためにはある程度の水温が必要なため、これからの時期水温が上がりやすい浅場(沿岸部)に接岸してくるのです。もちろん孵化後のエサとなるプランクトンや小魚が豊富ということも理由にあります。

 

まず先にメスが接岸して、それを追いかける形で遅れてオスが接岸する傾向があります。

シーズン初期、外洋から接岸したばかりの個体はあまりスレてないため、エギの種類やアクションに関係なく釣りやすい傾向があるようです。これが俗にいうフレッシュなイカというやつですね!

但しシーズン初期は低水温な為か、イカの動きが緩慢で食い気はあるのに速いエギのアクションについて来れないというケースもあるようです。

 

接岸したイカは産卵に適したフィールドを探しながら、同時に体力をつけるため果敢にエサを追います。

シーズン中盤になると大型の個体が混じる代わりに、食欲より産卵行動へ意識が移行するためエギへの反応は悪くなってきます。

シーズン後半では個体数が減り、サイズも中~小型のイカが大半を占めるようになります。

アオリイカよりも紋甲イカが多くなってくると、アオリイカももう終わりかなと思いますね。

 

地域によってアオリイカ・シーズンに差があるため何月が良いとは言えませんが、私の好きな北九州・山陰エリアでは5~6月上旬が好シーズンです。

 

産卵場

産卵場は潮の流れが緩いワンド状になったエリアが多いようです。アマモやホンダワラが多く生えたエリアです。水深はよくわかりませんが、浅い所では1m程度の場所でも産卵場になるみたいですね。こういった浅場には人気のない夜間にはいってきているようです。

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ホンダワラ。通称「だわほん」。

 

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アマモ。通称「ネギ」。

 

イカにも人間と同じように昼型と夜型があるようで、昼間に狩りをするものと夜間に狩りをするものあるようです。

よくあるケースでは、深いワンド(産卵場)で夜間休んでいて、早朝エサを拾いに磯場へ移動し夕方にはまたワンドへ戻るというような生活のサイクルです。

ワンドや港湾の出入り口付近がポイントとなるのはこういった理由からでしょう。

 

回遊待ちという表現をよく聞きますが、これは寝床とエサ場を行き来する通り道で待ち伏せする!という釣りの事です。

 

経験談

丁度今の時期、夜明け前に現地入りして堤防で回遊待ちしていた時の話です。

堤防は付け根から先端までズラッと釣り人で埋まって満員御礼状態。

私は付け根付近の釣り座でしたが、明け方になって先端の釣り人が1パイのイカを釣り上げました。

すると先端側からポンポンと順番にイカが釣れ続いて、順番通り付け根の自分にもイカが釣れたという思い出があります。

あ~次は自分に来るぞ~というドキドキ感は今でも覚えています。

隣で釣っていた同僚は見事にスカされました!(爆)

群れの規模によってはそんなケースもあるということです。

回遊待ち釣り場の典型的なパターンですね。

 

回遊は同じ群れか別の群れか分かりませんが、時合の間何度かあるようです。

この幾度かある回遊のタイミングで、いくつイカをゲットできるかが腕の見せ所となるでしょう!

有名ポイントには上手いエギンガーも多いので、しゃくり方やエギのローテーションを参考にさせてもらうといいですね!

 

三種類の釣り場

ここまでの話だと、グダグダな内容で何を言いたいのかよく分からないでしょうけど…。

 

ポイントには大きく分けて3種類あると思っています。

 

① 産卵場:藻場。エサを探しに出る以外はここで産卵の相手を探している。

② エサ場:磯場など。基本エサを探しているイカが多いのでエギへの反応は良い。

③ 通り道:産卵場とエサ場をつなぐ通り道。

 

二つの釣りスタイル

釣りのスタイルは大きく分けて2つ。

 

A 居つきのイカ狙い(ラン&ガン)

①と②の目的があって、そこに付いているイカを狙い撃つ釣り。

 

B 回遊待ち狙い 

③ ①と②を行き来するイカを待ち伏せするという釣り。

 

居つきのイカ狙い、ラン&ガンのメリット

イカが付いていれば勝負が早い。

 

居つきのイカ狙い、ラン&ガンのデメリット

イカが居なければ空振りに終わる。

移動しても釣り場が空いてない可能性がある。

 

回遊待ちのメリット

情報に誤りがなければ高い確率でイカが回遊する。イカに巡り合う可能性は高い。

 

回遊待ちのデメリット

回遊してくるのが待ち長い。

必ずしも自分にイカが釣れるとは限らない。

 

まとめ

居つきのイカを狙う回遊待ちするかは自分の性格にあった方を選ぶといいですね。

要はどっちの釣りスタイルが好きかです。

 

私は待つのが嫌いなんで、思いついたエリアをチャッチャと打って、反応が無ければ次のエリアに移動する居つき狙いのラン&ガン派です。気分次第で深場や浅場、砂地や磯場など色んなシチュエーションがチェックできますからね。

但し、最盛期にはどこへ移動しても先行者が居て竿だしできない!なんてこともよくありますので、釣果優先であれば回遊待ちの方が確実でしょう。

 

自分の釣りがある程度確立するまでは、回遊待ちポイントで他の釣り人の技術を盗むのもいいと思います。

同じ釣り座で決まったアクションを延々と続けるのは確かにキツイですが、同じアクションを継続して続けることは1つのシャクリをマスターするのにはもってこいです。

ラン&ガンの釣りではポイントをいくつもハシゴする分、一個の釣りは雑になりがちです。回遊待ちで培った確実なカウントダウンやエギの操作を持って、更に色々なポイントを回るようになるとグッと釣果は伸びるはずです!

 

う~ん…上手く伝えられた気はしないけど、今回の釣り場紹介がどんな釣り場、釣りスタイルを選択するかの目安になると幸いです。

 

この記事を訂正しながら、次回はエギとシャクリについて書いていくので良かったらまた見に来てください!ではまた!

 

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