釣れた魚のエア抜きの仕方!

オキムです!

今回は2馬力ボートの釣りに関わらず、少し深い場所で釣れた魚のリリース方法『エア抜き』を紹介したいと思います!

 

エア抜き!

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私が2馬力ボートで釣りをしているポイントは水深10~30m程度なのですが。

釣り上げた魚が腹を返したまま泳げなくなるといった光景を良く目にします。

小さなベラやメバル、カサゴ等持ち帰らない魚をリリースしようと海に放しても、プカプカ浮かんだまま流れて行ってしまうんですよね。

これは急激な水圧変化によって体内の『浮き袋』が膨らんで潜れなくなった状態です。

ほとんどのケースではそのまま死んでしまうか、鳥に捕られてしまうんだそうです。

浮き袋が膨らんで潜れないというだけで死んでしまうのは可哀想ですよね。

十分な釣果があっても不要な魚を沢山殺した釣行と思うと喜びも半減です。

今回はこの膨らんでしまった『浮き袋』からエアーを抜く方法『エア抜き』を紹介しようと思います!

 

エア抜きの手順!

釣れた魚のすべてをエア抜きする必要はありません!

まずは釣れた魚が自力で海中に戻れるかどうかを確かめます。

 

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水を張ったバケツに魚を泳がせてみて、暫くたっても腹を返してモガモガしていたら浮き袋にエアが溜まって泳げなくなっている証拠!エア抜き作業を行います。

(狭いバケツ内で判別付かないときは一度海に放し、上手く泳げないようならまたネットで掬います。)

 

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エア抜き針は注射針と同じような構造で、先端に鋭い針が付いています。

取り扱いには十分注意し、使用しないときはカバーするなどして保管しましょう。

 

エア抜きの仕方!

釣り人によって幾つか方法があるようですが、私は胸鰭(むなびれ)の辺りから浮き袋に針を刺しエアーを抜く方法をとっています。

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魚種により多少差はあるようですが、エラの先端部(A)と胸鰭の付け根(B)を結んだ真ん中辺りに針を刺します。

上図の黄色い丸の辺りです。

鱗が邪魔になる場合は針先でめくるような形で刺すと上手くいきます。

 

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少し力が要る場合もありますが、上手く針が通ればプシュッと溜まっていたエアーが抜ける音がします。

通常はこれだけでOKですが、ちゃんとエアーが抜けたか不安でしたら軽くお腹の上を押してもう少し抜いてあげても良いようです。

但しエアーを抜き過ぎると今度は泳ぐのに障害があるそうなので程々に。

海中に自力で泳いで戻れればそれで十分なんです。

 

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上手くいけば先程まで腹を返していた魚が当たり前に泳げるようになります。

バケツなどで少し様子を見て問題無ければ海へ帰してあげましょう♬

 

注意点!

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私の下手クソなイラストをご参照下さい!(笑)

自分で魚を調理される方だとイメージしやすいと思いますが。

エア抜きが必要な魚は腹腔内の風船状の浮き袋が内臓を押し広げている状態なので、コレに小さな穴を開けてやる訳です。

気を付けなければいけないのは背骨周りに針を刺さない事!

背骨は勿論その周辺には神経の束が通っており、コレを傷つけると死に至ります。

 

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背骨は側線の内側にあるので、側線を目安にするとイメージしやすいと思います。

 

針を刺す位置や要領など分かりやすい動画がありましたので、良かったらコチラも参考にしてみて下さい!

 

youtu.be

 

失敗したらと思うと、中々に神経を使う作業ですよね。

始めのうちは浮き袋の位置が掴めないと思うので、持ち帰る魚で練習してみるというのも一つの手かもしれません。

やってみると意外と簡単ですよ♬

 

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 エア抜き針!

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エア抜きするにあたってエア抜き針を探したんですが、意外と実店舗に置いてあるものは少ないんですよ。

右の2本は某大型釣具店オリジナルですが、残念ながら使えなかったです。

すぐにパイプが詰まりエアーが通りません。

通販で買った左のエア抜き針は秀逸です。

中々実店舗で取り扱ってないのが難点ですね~

通販で探せばもっと安価で評判の良いものもありますので、今後色々試してみようと思ってます。

 

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『ベンズメンダー』

オススメですよ~

送料が勿体ないので2本買ってみましたがコレは正解でした!

 

 

まとめ

今回の記事では魚をリリースする方法として『エア抜き』を紹介して参りました。

どうです、エア抜き作業?

釣れてる最中だと思うとかなり面倒くさい作業ですよね~

でも長い釣りを終えて、帰りの運転の時とか寝る前とか…。

一息ついて一日の釣りを振り返った時、釣り上げた魚の嬉しさと同じ位、犠牲にした魚の事も思い出すんですよね。

魚のタメとか後世の釣り人のタメとかそう言う綺麗事じゃなくって…。

その日の釣りの満足感を高めるタメ…、そう自分自身の為にリリース作業は行っています。

 

『エア抜き』は多少なりと魚へダメージに繋がるのでやらない方が良いと言う意見もあります。

でもやっぱり現場で泳げないまま流れて行く魚を目の当たりにすると、どうにかしてやりたいと思うじゃないですか。

魚に傷をつけることなくそのまま海へ帰して上げられればそれが一番なんでしょうけど。

『エア抜き』がベストとは思いませんが、現状最低限な処置として続けていこうと思ってます。

もっと適切なリリース方法を見つけたら改めて紹介していきますね!

 

他にもこんなリリース方法を見つけましたよ~

色々模索して、1パーセントでも生存率の高まるリリース方法を確立していきたいと考えています!

ではまた~♬

 

www.jgfa.or.jp

 

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