勝手に『ハゼ釣り』講座 2

 

オキムです!

引き続き『ハゼ釣り』について、解説を続けていきたいと思います。 

 

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ハゼ釣りの仕掛け

 さすが人気のターゲットだけあって情報も多く、色んな仕掛けがあるようです。

ウキ仕掛けや天秤仕掛け、ミャク釣り仕掛け、胴付き仕掛け…。

 

ここでは私が一番ハゼ釣りに適していると思う『ミャク釣り』と『天秤仕掛け』を紹介したいと思います。

 

ウキで釣りたい!という方もいるでしょうが、ハゼは底付近に居る事がほとんどです。

潮の満ち引きが大きく影響する釣りですので、底スレスレにエサが這うように頻繁にウキ下を調整するのは大変ですし、底の状態を知る上でも仕掛けが底に着く『ミャク釣り』『天秤仕掛け』がおススメです!

 

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 ミャク釣り

ミャク釣りは、仕掛けが単純なぶん魚のアタリがダイレクトに伝わりやすいのが利点と言えるでしょう。

 

ハゼはエサを咥えるとそれで満足してしまうのか、あまり動かないことが多いです。これを居食いと言います。

「いつの間にか釣れてた!」みたいな事が続く場合はミャク釣りをお勧めします!

 

 天秤仕掛け

天秤仕掛けは腕がある分ハリスが絡みにくいのが利点です。

広範囲に投げて探る場合、また風があって頻繁にハリスが絡む場合は天秤仕掛けをお勧めします!

 

ハリスを短くするとアタリが出やすくなります。

ハリスを長くすると居食いされ易くなりますが、エサの食い込みがよくなります。

状況によってハリスの長さも調節すると良いでしょう!

 

まずはミャク釣りで始めて、状況次第で天秤仕掛けに変更するのが良いと思います。

 

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仕掛けの例を下図に紹介しておきます!

 

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リーダーを結ぶ理由

道糸にPEラインを使う場合、先に2.5~3号のナイロン(フロロカーボン)を40~50cm程度結んでおくとトラブルが少ないです。

PEラインはナイロンに比べコシが無いので、仕掛け交換でラインを結ぶときやオモリにラインを通すとき、上手くいかずイライラしてしまうことも。

事前にリーダー(先糸)と結んでおくことで、釣りの最中仕掛け交換は楽になります。

また釣り場にはロープや漁網、流木、牡蠣殻など様々な障害物があります。PEラインは擦れに弱いので根掛かりやライントラブルの対策としてもリーダーは役立ちます。

 

ゴム管を使う理由

中通し鉛の下にゴム管を通すのはオモリの変型を防ぐ為です。

 

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ゴム管を使わずに釣りをしていると、サルカンとオモリの穴の口元が「ガツガツッ」当たって変型してきます。

場合によっては穴が塞がって糸が通らなくなったり、変型によって角が立ってくると糸が擦れてキャスト切れを起こす原因にも繋がります。

ゴム管一つでトラブルが解消されるなら安いものです。

 

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少し値段は張りますが、オモリにゴム管がくっついたものやサルカンが付いたものもあります。色々試してみて自分にあった仕掛けに変えていくと良いでしょう!

 

針とハリスの大きさに気を付けて!

針に結んである糸を、釣り用語ではハリスと呼びます。

針に糸を結ぶのはまだ自信がなくて、市販の仕掛けを購入していくこともあるかもしれません。

あまり小さな針・細いハリスを選ぶと飲み込まれやすく、また針を外す際に切れやすくなりますので、流線(投げキス)6~9号、ハリス0.8~1.5号程度を目安に仕掛けを選んでみてください。

 

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(左から流線、投げキス、キス競技用)

ハゼ釣りに良く使われる針です。

軸が長い針は飲まれにくく、針も外しやすいですね。

餌付けもしやすいです。

 

エサの付け方

エサは青イソメや小ケブ(イシゴカイ)といった虫エサが一般的です。

 

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大人1人3時間程度の釣りだと、50gもあれば十分でしょう!

お店によっては「ハゼ釣り」と伝えれば、適当なサイズを見繕ってくれることもありますので、相談してみると良いと思います。

 

ハリにエサがちょっとでも残っていればハゼは釣れますので、エサ取りにやられにくい固い頭の方を優先して使うようにします。

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一般的な「縫い刺し」、虫エサが苦手な方は頭にちょんと針先を刺すだけの「ちょん掛け」でもOKです。

 

ハゼ釣りの場合、エサ付けのコツはあまり針上までたくし上げない事!

キス釣りなど他の多くの釣りでは、針をエサで隠すようしっかり付けますが、ことハゼに関してはそれほど神経質にエサ付けする必要は無さそうです。

 

針に目一杯エサを付けると、魚に針を飲まれ易くなります。

相手がフグだと針まで取られてしまうので、ハゼの食いが良い時は『チョン掛け』を試してみましょう。

 

アタリが少なかったり、つつくばかりで針に掛かる様子が無ければ、柔らかい尻尾の方を使ってみるのも有効です。

状況に応じてエサの付け方も工夫すると釣果に繋がりますね ♪

 

ハゼの釣り方

ハゼの釣り方を説明していきます。

前にも述べましたが、ハゼは底の方にいます。

岸壁の壁際や駆け上がりのコーナー部、障害物周りに溜まっていることが多いです。

仕掛けが係留ロープや船に掛からないよう注意して、底を小突くように広範囲を探っていると、周囲に散らばっていたハゼが次第に集まってきます!

釣れ始めると後が続くケーズが多いので、同じ所を丹念に探ると良いでしょう。

 

ひとしきり探ってみて反応が無い場合は小移動です。

意外と底が見えるような水深30cmほどの浅場に溜まっている事もあります。

居ればすぐに反応がありますので、試しに仕掛けを落としてみましょう!

 

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こんな浅場でも結構釣れます。

エサを追っかけてくる姿が目で確認できますよ ♪

 

釣れたハゼの保管(保存)方法

釣れたハゼは30分程度であればバケツに生かしておいても大丈夫ですが、数匹まとまったら氷を準備したクーラーへ移すように心がけましょう。

水から上げてクーラーへ入れても30分程度は生きてます。

持ち帰ったハゼはすぐその日に調理して食べるのが一番ですが、その日食べない場合でも内臓だけは取り除くようにしてください。

(下処理したハゼは冷凍保存して、1週間後にから揚げにしても十分美味しく戴けます!)

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ハゼ釣りで準備するもの

ハゼ釣りで準備するものを書き出してみました!

案外少ないですね(…汗)

 

・ 竿

・ リール(糸を巻いてあるもの)

・ 仕掛け

・ エサ(青ケブ、小ケブ)

・ クーラーボックス

・ バケツ(+ロープ)

・ タオル

・ ハサミ

・ ゴミ袋

・(メゴチハサミ)

・(飲み物)

 

仕掛け 

・ オモリ(4~10号)

・ 天秤

・ ゴム管

・ サルカン

・ ハリス(0.8~1.5号)

・ 針(キス針6~9号)

 

まとめ

二回に分けてハゼ釣りを紹介してきました。

アジングやエギング、シーバスに比べるとあまり人気がない魚みたいですが、我が家では気負わずに楽しめる定番のターゲットになっています。

少ない予算で短時間遊べるのも良いですね!

バーベキューついでの家族も多いですよ ♪

 

こちらでは7月~11月初旬くらいまで「ハゼ釣り」を楽しむことができます。

10月に入るとアジやイカ、磯釣りなど他の釣りも盛り上がってきますので、その頃にはとんと釣り人も少なくなりますね。

まだまだ日中暑い日が続いて、狙った魚が思うように釣れない釣行が多いと思いますが、気分転換にハゼ釣りなど如何ですか~?

 

 

そういえば…『カニ網』行ったときこんなカニが掛かったんですけど…。

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『ガンダム』でこんなん居ませんでしたか!?

 

 

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