【 エギング入門 ① 】と題しまして、今回は私が経験してきたアオリイカ・エギングを基に、誠に自分勝手なエギングの世界を紹介していきたいと思います。
経験の長い方、エギング一筋の方々にとっては、飽き飽きするようなネタばかりと思いますが、参考になる所がありましたら嬉しく思います。
エギングで釣果を左右するのは、主に3つの要素であると私は考えています。今回はザックリその3つの要素について勝手な意見を書き出してみたいと思います。
釣り場(ポイント)
私がエギングをはじめてもう20年ほどになりますが、ネットによる情報の拡散もあってか、穴場と言えるようなポイントはほとんどなくなってしましました。
最近のエギングでは二桁の釣果に恵まれるという事は非常に稀です。
失礼ながら釣果0、もしくは1パイだけという釣り人の方が断然多いのではないでしょうか。
これはイカ自体が減っていることが一番大きな原因ですが、その為アングラーがイカにコンタクトできる機会が非常に少ないため、いつまでたっても釣り方を確立できないでいることも大きな原因と言えるでしょう。
釣れない時の対応策はエギやシャクリ方の変更など色々あるでしょうが、釣果が1パイ(最悪の場合0)で終わってしまっては、自分の対応が良かったのかどうか…検証することは難しいです。再現性がないのです!
対処法がどんな結果を生むかはイカを釣ることでしか検証できません。
上達するための一番の近道は沢山のイカを釣る事です。
よって、釣れる可能性の高い釣り場(ポイント)で釣りをすることが大事です。
まずは今釣れている釣り場、例年これから釣れ始める釣り場をチェックして、なんとかそのポイントで竿を振る努力をしなければなりません。
人の少ない平日の釣行や場合よって夜間早めの現地入りなど、疲れる釣りを強いられることもあるでしょう。
やはり人より釣る!上手くなるためには人より何かしらの努力が必要!ということです。
( 因みに私は雨の日を選んで釣りに行ったりします!神経が尖るので雨の日結構イイですよ。)
釣れるポイントがどんな所かは敢えてここでは触れませんが、実際に釣れると言われるポイントをラン&ガンしていけば自ずと見えてくると思います。
有名ポイントで経験値を蓄積できたら、今度は地形なり潮なりよく似た場所を探してみましょう。フィールドテスターの方は航空写真なんか利用するそうですよ。
更にそこで釣果が得られたのならそれがあなただけのマル秘ポイントになるかもしれません!
またそれが釣果以上の楽しみになることと思います!
エギ
わたしがポイントの次に重要と考えるのはエギです。
エギはイカと対峙する上で、非常によくできた漁具です。
古くは薩摩だ!沖縄だ!伊豆だ!と所説ありますが、私が以前訪ねた鹿児島の小さな釣具店では百種類を超える上布と下地テープを取り扱ってました。
イカを釣る漁具のために、それ程の選択肢があることが驚きです。
昔漁師さんから戴いた自作エギ!試したことはない!
よくできたエギと言うものは、取り分け難しいアクションを与えなくても、ただ巻きでイカを誘うことができるんだそうです。
もちろんエギを熟知した釣り人が状況に応じてよくできたエギを選択した場合の結果でしょうけど。
何にしろ、どんな名人であってもバランスの崩れたエギやしっかり動かないエギではイカは万に一つも釣れないのです。
これではどのようなエギを選べば良いかの回答にはなりませんね。詳しくは後日整理して紹介したいと思いますが。
特に今こだわりのエギが無いようであれば、万能型の(どんな動きにも平均的な)エギから使い始めることをお勧めします。昔からあるエギ王QやアオリーQをお勧めします。テープカラーはマーブルテープ、赤テープ、上布は赤やピンク系がおススメです。
シャクリ
3番目にきてアクション=シャクリです。
ですが本当に大事なのはシャクリではありません!
( なに言っとるんじゃお前はヽ(`Д´)ノプンプン )
エギングではどうしゃくるかよりも、エギをどう動かすかの方が大事なんです。
パッケージから出したばかりのエギを、そのまま使い始めるアングラーをよく見かけますが、本来は実釣前に足元でフォールさせたりHPSJさせてみて、どんな動きをするか確認してから使い始めるのが正しい使い方です。
( この時海上で見たエギの色が、海中ではどんな色に見えるのかも見ておくといいでしょう。ガラッと変わるエギもありますよ! )
日中の釣れない時間、海中のエギが釣り人からよく見える時間。
自分のシャクリでは、エギがどんな風に動くのかを良く観察してみましょう!
自分のイメージしている動きとは多少なりとも差があるはずです。
目で見て確認できるエギの動きをベースに、釣り場の水深や潮流、風の影響を計算にいれて最適なシャクリパターンを組み立てていくことが重要です。
周囲の釣り人のダイナミックなシャクリに圧倒されて、慣れないうちは不自然なしゃくりになりがちですが意外とシンプルなワンピッチ・ロングジャークの方が良く釣れたりするものです。
エギングではエギの沈降速度も考慮した釣り方(カウントダウンの釣り)が大事になってきます。まずは自分がイメージし易い単純なシャクリをマスターしましょう。
まとめ
あとから記事を見直してみると本当に好き勝手書いてしまいましたΣ(゚д゚lll)ガーン。
イカとエギの関係など、見えない所で起きている現象をイメージして釣りをするのはとても楽しい作業です。
1パイのイカをカンナにかけるまでの物語と言っても過言じゃないです。
対象が何を考えたか、どういった性格か…そういったことまでイメージできるアングラーがもっともっと増えれば、海洋資源の保護にも繋がるんじゃないかな!
今後はポイントやエギの選定、シャクリの組み立て方についてもう少し詳しく解説していきたいと思います。
GW後半は少し天気が崩れるそうです。雨は構いませんが風は勘弁してもらいたいですね~。
コウイカやアオリイカも良いですが、キス釣りも行ってみたいなぁ…。
関門エリアのコウイカも引き続き調査していきますので楽しみにしていてください。
三種制覇!シリヤケイカ釣れるといいなぁ…。